今やクラウドに向かうのはユーザーのデータやアプリケーションにとどまらず、マルウェアもクラウドに向かうようになった。だが意外にも、それは朗報かもしれない。
先端のマルウェア対策製品を手掛ける米Cisco SystemsのSourcefire部門や米Palo Alto Networksなどのベンダー、米Lastlineのような新興企業は、クラウドベースの仮想サンドボックスを作り出し、マルウェアなどの潜在的に危険なコードを迅速に分析して発見できるようにしてきた。
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