米Appleが7月23日(現地時間)に発表した第3四半期(4〜6月)決算は、売上高は前年同期比13%増の353億2300万ドルで、4〜6月期としては過去最高だった。一方、純利益は22%減の69億ドル(1株当たり7.47ドル)で、2期連続の減益となった。
粗利益率が36.9%で前年同期の42.8%を大きく下回った。値下げして販売している旧モデルの売り上げが特に新興国市場で伸びている。iPhoneのASP(平均販売価格)は4%下がった。
iPhoneの販売台数は前年同期比20%増の3120万台で、第2四半期の販売台数としては過去最高だった。売上高は15%増の181億5400万ドル。iPadの販売台数は14%減の1460万台で、売上高は27%減の63億7400万ドルだった。
Macの販売台数は7%減の375万台で売上高は48億9300万ドルだった。
iPodの販売台数は32%減の457万台で売上高は7億3300万ドル。iTunes StoreやiBookstoreなどでの売り上げは25%増の39億9000万ドルだった。
7〜9月期の見通しについては、売上高を335億〜355億ドル、粗利益率を36〜37%と予測した。
ティム・クックCEOは発表文で、「iOS 7とOS X Mavericksをもうすぐリリースするのが本当に楽しみだ。われわれはまた、この秋から2014年にかけて発表するすばらしい新製品群に集中している」と語った。
業績発表後の電話会見では例によって「iWatch」などのうわさについてはヒントも出ず、下取りサービスのうわさについてははっきりと否定した。
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