ビッグデータ分析の波は教育の現場にも押し寄せている。小売業者はもっと多くの製品を買ってもらうために、ビッグデータの分析結果を使用して顧客を獲得しようとしている。自動車保険会社は、個々のドライバーの運転行動を詳しく分析しようとしている。教育関係者は、データサイエンスを使用して顧客との距離を縮めようとしている。
教育コンテンツを提供している米McGraw-Hill Educationで分析および研究開発担当副社長を務めるアルフレッド・エッサ氏は、米ボストンで2014年6月に開催されたイベント「Useful Business Analytics Summit」にパネリストとして参加した。そこで、同氏のチームがどのようにアナリティクスを実践しているのかを説明した。
本稿では、エッサ氏がデータサイエンティストをどのように指導し、同氏の下で働くチームが持続可能で拡張性の高いデータ製品をどのように開発しているかを紹介する。
関連記事
- 野球、バスケチームがデータサイエンティスト確保へ——スポーツデータ分析最前線
- データサイエンティストだけでは何もできない理由
- データサイエンティストに聞く、ビッグデータ活用の条件
- 57.1%の企業でデータサイエンティストが不在(ITmedia マーケティング)