「O2Oマーケティングに挑む」バックナンバー
- (後編)「オムニチャネルNo.1」へ——パルコのグランバザール
- (前編)パルコのオムニチャネル戦略「24時間パルコ」
- (後編)「お客さまを主体に」——ギャップジャパンのオムニチャネル戦略
- (前編)オムニチャネルで1つのブランド体験を——ギャップジャパンのマーケティング戦略
- (後編)スマホアプリによる会員証「PLAZA PASS」が実現する新循環型O2O
- (前編)IDシステム導入で初めて見えた真の顧客像——PLAZAのO2O戦略
- (後編)「いちばん影響力が強いメディアはWebでもTVでもありませんでした」——サッポロビールのO2Oマーケティング戦略
- (前編)リアル店舗がないメーカーはO2Oにどう挑む?——サッポロビールの顧客育成戦略
- (後編)一過性で終わらせない「循環型O2O」マーケティング——クリスマスにKFCの店舗へ来てもらうには
- (前編)バラまき型クーポンからの脱却——日本ケンタッキー・フライド・チキンにおけるO2Oマーケティングの役割
オムニチャネル戦略におけるアプリ活用
小川 御社では、オムニチャネル戦略をさまざまな角度から取り組まれていると思いますが、中でも最近リリースされた「ビックカメラ公式アプリ」は、どのような背景で構築されたのでしょうか。
堀越 いろんな要因がありますが、電波や活字がメディアとして非常に厳しくなっていることを課題として感じていました。そこで、必然的にネットに注目をしましたが、お客さまに対してメールを送っても、乱立した多くのメルマガの中で、そのままごみ箱行きになるのが現実です。結果として来店動機や購入動機になるかというと、結構厳しくなってきました。そんな中、スマートフォンが普及し、いろいろな可能性が見えてきました。
当時は「オムニチャネル」という言葉では認識しておりませんでしたが、アプリをうまく活用しながら、ECに誘導したり、店舗の情報を配信したりしてみようと、数年前から試行錯誤してスタートしました。
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