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ライカ、プロ向けレンジファインダーデジカメ「ライカM-P」発売

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 ライカカメラジャパンは、フルサイズセンサーを搭載したレンジファインダー式デジタルカメラの新製品「ライカM-P」を2014年9月に発売する。価格は98万円(税別)。本体色はブラックペイント仕上げとシルバークローム仕上げの2種類。

hs_Leica_M_P_1.jpgレンジファインダー式デジタルカメラの新製品「ライカM-P」

 「ライカM-P」は、人気のレンジファインダー式デジタルカメラ「ライカM」の基本性能をそのままに、改良を加えた製品だ。ライカカメラジャパンはプロ向けの改良を加えたとしており、従来のライカMの販売も継続するとしている。

 ライカM-Pの主な改良点の1つとして、連写時に使用するバッファーメモリをライカMに比べて倍増させた点が挙げられる。これで、バッファーメモリの記録容量は2Gバイトとなった。速写時の反応が良くなり、連続撮影時により多くの写真が撮れる。

 もう1つ、背面の液晶ディスプレイのカバーガラスにサファイアガラスを採用した点も挙げられる。サファイアガラスはダイヤモンド工具でしか加工できないほど硬く、傷に強い。長期間にわたってディスプレイを衝撃や摩擦から守ってくれる。

hs_Leica_M_P_2.jpghs_Leica_M_P_3.jpg「ライカM-P」の正面と背面。背面の液晶カバーガラスにサファイアガラスを採用した
hs_Leica_M_P_4.jpghs_Leica_M_P_5.jpg「ライカM-P」の正面と背面。こちらはシルバークローム仕上げの製品

 さらに、レンズ交換時の目安となるブライトフレームを表示するフレームセレクターも搭載した。ブライトフレームは28ミリと90ミリ、35ミリと135ミリ、50ミリと75ミリの計3組を表示できる。ブライトフレームを使うことで、構図に応じてどの焦点距離のレンズがふさわしいかをおおよそ判断できる。

 また、シンプルなデザインを追求して、ライカおなじみの赤丸のロゴマークに代わってアルファベットだけのロゴを本体天面に刻むようにした。

hs_Leica_M_P_6.jpg「ライカM-P」の天面。赤丸ロゴに代わって、アルファベットのみのシンプルなロゴが入る。天面中央にはホットシューを備える

 基本的な仕様は以下の通り。撮像素子は有効2400万画素のフルサイズCMOSセンサー。レンズマウントはライカMバヨネットマウント方式。ISO感度はISO 200〜6400相当。ISO 100相当の減感設定も可能。シャッタースピードは60〜1/4000秒。連続撮影の速度は3コマ/秒。使用できる記録媒体はSDメモリーカード、SDHCメモリーカード、SDXCメモリーカード。シャーシの素材はマグネシウム合金で、トップカバーとベースプレートは真ちゅう製。本体の外形寸法は約139(幅)×80(高さ)×42(奥行き)ミリ。重量は680グラム。

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