Microsoft Officeといえば仕事の書類作成では欠かせないPCソフト。だが、iPhoneやiPadには公式アプリは無い。PC→スマホで書類のやり取りをしていると、レイアウト崩れが心配、内容の再現が変わらないか気になる……。そこでiOS版オフィスアプリを10本以上インストールし、PCで作成したExcelの書類を開き、元データの再現度を比較。順位付けしてみた(記事中の画像はiPad版)。
1位:やはりアップル公式アプリ「Numbers」は強かった!
結局iWorkかよ! とは思うもののキレイに再現するのだから仕方ない。開く前に変更点を知らせてくれるし、タッチ操作がしやすいUI。まさに王道のアプリ。唯一「?」と思ったのはグラフの一部項目がぶっ飛んで変な位置にある点。もっともグラフの傾きを変えることで解決した。無料で入手できる人が大半と考えると、他のアプリの出番が無くなりそう……。
2位:今後の展開が気になるもののGoogle「Quickoffice」もイイ!
Appleの次はGoogleのアプリ。Googleアカウントの入力が求められ面倒くさい。またなぜか「\」の表示が「$」に変わっていたのがマイナスポイント。もっともこれは記号を変更して戻せる。細かいところでは「土日」の色分けが消えているのも気になるが、なにしろ無料だから許容範囲だ。提供終了とのことだがまだ入手可能。
3位:操作性は1位に匹敵する「POLARIS Office 5」
Numbersに並ぶ美しい再現が可能。ただ唯一グラフに余計な罫線が加わり、それがあらぬ方向に引っ張られていて、修正もできない。これは目立つので大きなマイナス点と判断した。ただしグラフのサイズを変更すると罫線の位置が分かりにくくなるので、調整してごまかす手はある。表計算やグラフの連動、文字情報の修正などはスムーズだ。
4位:グラフは割り切れ! これも無料の「KINGSOFT Office for iOS」
グラフの再現性がネック。表とグラフの連動が途切れてしまい、グラフ内の%表示も消えてしまった。修正したいが編集もできず、非常に大きなマイナスポイントだ。しかし表計算はしっかり使えるし、グラフ以外の部分はまとも。動作も安定しているので、上位陣のアプリがダメなときに試してみたくなる存在だ。
5位:「Docs Unlimited」はMS Office風UIがそのまま過ぎっ!
PC版MS Officeを懐かしくした感じのUI。細かく機能が用意され、マウスでクリックしたくなるが、なにしろタッチ操作だ。どうしても使いにくい。動作も非常に重く、ひんぱんに落ち(リカバリー機能はあるが……)、グラフは再現されていない。実用性は無く、500円でも高い。しかしインパクトはすごい! その衝撃に押され、ネタとして5位に。
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