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徹底レビュー:「Samsung Gear Live」の毎日着けたくなる使用感と痛過ぎる欠点

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 実績のない市場で実用性とファッション性を兼ね備えたハードウェアを開発する——、そんな使命を担っているウェアラブルメーカーの努力は同情に値する。米Googleのウェアラブルデバイス向けOS「Android Wear」を最初に搭載しようと決断した韓国LG Electronicsや韓国Samsung Electronics、米Motorola Mobilityといったハードウェアパートナー各社には憐れみすら覚える。

0815_kf_gear_live001.jpg《クリックで拡大》

 こうしたメーカーが販売するスマートウオッチが数百ドルもしなければ、彼らの置かれている状況は違っていただろう。しかし、その高額な価格設定により、多くの人はスマートウオッチを不要なデバイスと見ている。つまり、スマートウオッチは、買っても1年後には“話のネタ”にしかなりかねない、そんな未成熟な市場であるということだ。それはともかくとして、ウェアラブルデバイスはその可能性を示す必要がある。スマートウオッチについては、Samsung、LG、Motorolaの3社がその役目を担わなければならない。

 Android Wearを搭載するハードウェアにとって好都合なのは、Android Wear自体が大きな可能性を秘めていることだ。Android Wearのレビュー記事では、次のように述べた(参考:徹底レビュー:「Android Wear」に感じた“未来っぽさ”と厳し過ぎる現実)。「Android Wearには他のウェアラブルメーカーよりも将来性がある。GoogleはAndroid Wearについて明確なビジョンを持っている。そのビジョンとは、ユーザーが必要なときに簡明で役立つ情報をひと目で把握できる状態で提供するというものだ」

 肝心なハードウェアについてはどうだろうか。本稿では、注目を集めているSamsungのAndroid Wear搭載デバイス「Samsung Gear Live」(以下、Gear Live)を検証してみたい。

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