ホンダは同人誌即売会「コミックマーケット86」(2014年8月15〜17日、東京ビッグサイト)で「クルマ ツナゲル ココロ。ヒトとクルマの新しいカンケイ」をテーマに「バーチャルドライブシアター」などを展示した。コミックマーケットに単独で初めて参加するホンダのブースには、多くの人が訪れていた。開催初日の2014年8月15日の同ブースの様子を取材した。
「バーチャルドライブシアター」を体験!
ホンダが展示したバーチャルドライブシアターは、ブースに設置された同社のハイトワゴンタイプの軽自動車「N-ONE」の中で体験できる。乗車するとフロントガラスにムービーが投影され、車載バーチャルインタフェースヒューマノイド「メイリン」が登場。彼女が参加者をさまざまな場所へと連れて行ってくれる。数分ほどのムービーとなっており、参加者はメイリンとのバーチャルなドライブを楽しむことができる。
ホンダは、このバーチャルドライブシアターの展示にあたり、音声創作ソフトウェア「CeVIO Creative Studio」などを提供しているCeVIOプロジェクトと提携。メイリンのキャラクターデザインもCeVIOプロジェクトが手掛けたという。
同ブースで本田技術研究所 四輪R&Dセンター 主任研究員の箕輪聡氏に今回の出展テーマについて伺った。「今回コミックマーケットに『クルマ ツナゲル ココロ。ヒトとクルマの新しいカンケイ』というテーマで出展した背景には、クルマを単なる乗り物ではなく、コミュニケーションを取ることができる新たな媒体として提案したいという気持ちがあった。クルマを通じた新しいコミュニケーションを体験してほしい」(同氏)。
このバーチャルドライブシアターを体験するために、多くの人がホンダのブースを訪れていた。ブースの前に並びきれず、会場の外で待機する人が後を絶えないほどの盛況だった。ホンダは今回のコミックマーケットでの反響を見て、今後こうしたイベントへの参加を検討していくという。
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