日本を代表するカシオ計算機の腕時計「G-SHOCK」シリーズ。腕時計に“タフネス”という概念を持ち込み、さらに常に最先端のテクノロジーを取り込みながら進化を続けてきた。
そんなG-SHOCKのタフネスさは、モジュールをケース内で浮かせる「中空ケース」をはじめ、衝撃を緩和する耐衝撃デザインを採用するといった工夫で実現している。中でも“GPS+電波受信”のG-SHOCK SKY COCKPIT「GPW-1000」は、航空機用機器に求められる最高等級を超える耐遠心重力や、二輪自動車用車載機器に求められる等級を参考にした耐振動性能を加えた、3つの重力加速度に耐える──より屈強なタフネス性能も特に魅力的なポイントだ。
こうしたG-SHOCKのタフネス性能を支えるのが、開発過程で行われる各種の品質試験である。カシオ計算機の羽村技術センター内にある品質保証部では、製品の開発過程の最終段階、実際の生産に入る前に試作品を使ってカシオ計算機社内の基準に従って製品をテストし、設計上の基準を満たしているかを確認する。その結果が設計通りであれば問題ないが、試験の結果、壊れる、水が漏れる、誤動作するといったトラブルがあれば、その結果を設計・開発部門にフィードバックし、都度改善するというプロセスで開発されている。
G-SHOCKに対する試験項目は100近くに上り、耐衝撃をはじめとしたタフネス性能から、人間の汗に対する耐性や、布で摩擦した時の表面の摩耗具合など、腕時計として使われるあらゆる条件を考慮した検査が行われる。
今回はその中でも、特にGPW-1000のタフネスさを実感できる6つの過酷な試験を紹介しよう。
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