米Googleは8月7日(現地時間)、6月のGoogle I/Oで発表したヘルスケアプラットフォーム「Google Fit」の開発者プレビュー版SDKをリリースしたと発表した。
Google Fitは、フィットネスアプリやウェアラブル端末を開発するためのオープンプラットフォーム。開発者はGoogle Fit SDKの各種APIを使うことで、「Android Wear」をはじめとするウェアラブル端末のセンサーの情報や他のフィットネスアプリが収集する心拍数などの生体データ、ランニングルートの位置情報データなどを利用するアプリや端末を開発できる。
プレビュー版に含まれるAPIはGoogle Fit APIs for Androidのみだが、公式版にはさらにREST APIとAndroid Wear APIも追加になる見込み。
SDKを利用するには、Google Fitに対応するAndroid Lのプレビュー版をインストールしたNexus 5あるいはNexus 7(2013)が必要。
SDKの公式版は今秋に、端末、Android Wear、Web向け「Google Play開発者サービス」の一部として提供される見込みだ。Android Lのリリースも今秋とみられている。
現在Google Fitのパートナーとして、Adidus、Nike、Intelなど、以下の14社が名を連ねている。
関連記事
- Android Lの開発者プレビュー、配布スタート Nexus 5/7(2013)にインストール可能
Googleが次期Androidの開発者プレビュー版「Android L Developer Preview」の配布を開始した。配布ページには「マテリアルデザイン」や新しい「通知」についての解説も掲載されている。 - Google I/O 2014で発表されたこと、されなかったこと
「Google Fit」のSDKにより、サードパーティーはアプリやAndroid Wearなどの端末のセンサーで集めたデータを利用するアプリを開発できる。 - Google、Appleの「HealthKit」対抗のヘルスケアサービス「Google Fit」立ち上げか
- Google、ウェアラブル向け「Android Wear」発表 今夏に製品登場
「Android Wear」はAndroidをウェアラブル端末に搭載するプロジェクト。まずはLGとMotorolaが4〜6月期に腕時計型端末を発表する。 - カシオ、iOS向けフィットネスアプリと連携するスポーツウオッチ 9月発売
カシオがランニングやサイクリング用のiOSアプリと連携するスポーツウオッチを発売する。 - iPhone 5sの最新CM、テーマはフィットネス(動画あり)
Appleが新しいiPhone 5sのCM動画「Strength」を公開した。フィットネスがテーマで、現行のサードパーティー製ウェアラブル端末やアプリを紹介している。
関連リンク
Copyright© 2014 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.