B-CASカードを不正改造した「BLACKCAS」カードの販売元がこのほど、Webサイトに「BLACKCAS社はB-CAS株式会社に買収されました」と掲載した。不可解な告知だったため、いぶかる声がネットで上がっていたが、正規B-CASカードを管理するビーエス・コンディショナルアクセスシステムズ(B-CAS)は8月6日、「そのような事実は一切ない」とのコメントを発表した。
BLACKCASは、有料放送を無料で視聴できるようにする不正な改造を施したB-CASカード。「買収されました」という告知の意図は不明だ。
B-CASは「不正改ざんカードを購入・使用すると刑事罰の対象になる」とし、一切購入しないよう注意を呼び掛けている。
関連記事
- 改造B-CAS「BLACKCAS」販売の男らを提訴 WOWOWなど有料放送3社
改造B-CASカードの販売や不正プログラム公開で有罪が確定した男2人に対しWOWOWなどが損害賠償を求め提訴。 - B-CAS改造でブロガー「平成の龍馬」逮捕
ブログ「平成の龍馬」でB-CASカードを書き換える方法を紹介していた男が逮捕された。 - 改造B-CASカード購入者に「示談金」求める手紙 B-CAS管理会社が注意呼び掛け
改造B-CASカード購入者に「示談金」を求める手紙が郵送される例が多発しているとし、B-CAS管理会社が注意を呼びかけている。
関連リンク
Copyright© 2014 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.