LINEは8月6日、モバイルゲーム「ブレイブ フロンティア」などを手がけるgumiとの資本・業務提携に基本合意したと発表した。LINEはgumiに出資し、gumiはLINE向けにゲームを開発。LINEのプラットフォーム力とgumiの海外展開力を組み合わせ、日本発コンテンツを世界に売り込む。
gumiが実施する第三者割当増資をLINEが引き受け、コンテンツ開発を資金面で支援。出資総額や払込時期は現在協議中だが、出資比率は10%未満になる予定という。
gumiは年内にLINEプラットフォーム向けのゲーム開発に着手し、今後年間複数本を継続的に提供する。LINEは12年11月に「LINE GAME」をスタートしており、北米やヨーロッパ、東南アジアなど自社コンテンツを世界50カ国以上に向けて配信しているgumiとの提携で世界進出を加速する狙いだ。
両社は「世界中にユーザーを抱えるLINEのプラットフォーム力とgumiの海外展開力を融合し、日本発の良質なゲームコンテンツを世界中のユーザーに提供したい」としている。
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