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キャリア版タブレットを買うメリットは? おすすめ端末も厳選して紹介

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 いまや世界中でタブレットの需要が高まっており、2015年にはPCの出荷台数を超えるとまで言われている(関連記事)。ブームの火付け役はAppleが2010年1月に発表した第一世代iPad。それ以降はAndroidやWindows OSなど、iOS以外のタブレットも登場している。

 だが、タブレットに興味はあるがどの機種を選べばいいか分からないという人も多いはず。まずはキャリア版タブレットを買うことのメリットや、各機種の特徴を把握しよう。

キャリア版タブレットを使う利点は?

 タブレットにはWi-Fi版とCellular版があり、後者は携帯電話の通信網を使うため各キャリアが販売している。Wi-Fi版の場合、インターネットに接続するのに無線LAN環境が必要だ。そのため、外出先で使うにはスマートフォンでテザリングしたり、モバイルルータを持ち歩いたりしなければならない。しかし、スマホのように毎月の通信料は不要なので、維持費を抑えることができる。

 Cellular版の場合は、Wi-Fiに加えてLTEや3Gの通信機能を搭載しており、外出先でも手軽に利用できるのが利点。タブレットのテザリング機能でほかのデバイスにネット接続環境を提供することもできる。ただし、データ通信料が発生するため、毎月利用料を支払わなければならない。

 場所を選ばず使いたいならCellular版、自宅や会社などネットワークに接続できる環境でのみ使うならWi-Fi版を購入しよう。

 また、キャリアで販売されているCellular版のタブレットは、機種に応じた割引が適用されるので、Wi-Fi版よりも端末が安く手に入る。さらに、端末補償などキャリアならではのオプションサービスや、キャリアメールを利用することも可能だ。スマホ感覚でタブレットを使いたい人はキャリア版のタブレットを買ったほうが安心して使えるだろう。

「iPad」シリーズは3キャリアで購入可能

photo「iPad Air」と「iPad mini Retinaディスプレイモデル」

 「iPad Air」、「iPad mini Retinaディスプレイモデル(以下iPad mini)」は、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルで購入できる。なお、ソフトバンクのタブレットはiPadシリーズのみで、Androidタブレットは販売していない。それでは、各モデルのスペックを詳しく見ていこう。

 iPad AirとiPad miniは、前者が9.7型(2048×1536ピクセル表示)のIPS液晶を、後者は7.9型のRetinaディスプレイを採用。ストレージはそれぞれ16/32/64/128Gバイトと4種用意されている。プロセッサには64ビットアーキテクチャを搭載したA7チップ(M7モーションコプロセッサ内蔵)を搭載。いずれもiOS 7が採用されているので、操作性は同じだ。

 iPad Airは9.7型でありながら、厚さ7.5ミリ、重さ478グラム(Wi-Fi+Cellularモデル)のスリムで軽量なボディが魅力。バッテリー駆動時間はWi-Fi接続時に最大10時間、LTE接続時に最大9時間を誇る。有効約500万画素のメインカメラと120万画素のインカメラを備え、HD動画の撮影にも対応する。

 iPad miniは7.9型のディスプレイを採用し、幅134.7ミリ×高さ134.7ミリ×奥行き7.5ミリ、重さは341グラム(Wi-Fi+Cellularモデル)だ。カメラスペックなどはiPad Airと同じで、大きな違いはサイズのみといえる。

 すでにiPhoneを使っているユーザーであれば、Apple独自のクラウドサービス「iCloud」を介してアドレス帳や写真、アプリのデータなどをiPadにも簡単に移行できる。AndroidユーザーならGoogleのサービスを介すことである程度のデータは共有できるが、OSの仕様が異なるため、最初は使いにくさを感じるかもしれない。

薄さと軽さが魅力の「Xperia Z2 Tablet」

photoドコモ版「Xperia Z2 Tablet」

 約10.1型の「Xperiia Z2 Tablet」は、厚さ6.4ミリの薄型ボディ、かつ重さ約426グラムの軽量さが特徴のAndroid 4.4搭載タブレット。iPad Airよりも大画面でありながら軽量で、世界最薄・最軽量がうたわれている。ドコモからは「Xperiia Z2 Tablet SO-05F」、auからは「Xperiia Z2 Tablet SOT21」が発売中。キャリア版とWi-Fi版の大きな違いは、キャリア版ではワンセグとフルセグに対応している点だ。

 「フレーム」と「超高剛性FRPパネル」を一体化したユニボディ構造を採用することで、薄さ、軽さに加え、堅牢性を兼ね備えているのも魅力の1つ。また、IPX5/8の防水性能を備えるので、水回りでも難なく使える。

 さらに、iPadとは異なり、最大128GバイトまでのmicroSDXCが装着できるカードスロットを装備。拡張性の高さこそ、Androidタブレットを使う利点ともいえる。

ドコモ&auなら「AQUOS PAD」という選択肢も

photoau版「AQUOS PAD」

 片手でも持てる7型クラスなら、ドコモの「AQUOS PAD SH-06F」、auの「AQUOS PAD SHT22」も選択肢に入れたいタブレットだ。ドコモでは2013年夏モデルの「AQUOS PAD SH-08E」も発売されているが、今回は2014年夏モデルのSH-06Fについて紹介しよう。

 両モデルとも省エネ性能に優れた7型の「IGZO」ディスプレイを搭載し、フレームを細くして画面占有率を高くした「EDGEST」デザインを採用している。IPX5/7の防水性能に対応し、両モデルとも有効約210万画素のインカメラを搭載する。ただし、メインカメラのスペックや機能は機種により異なる。

 ドコモのSH-06Fは、有効約800万画素のメインカメラを搭載。シャッターボタンの押しっぱなしで連写ができたり、上下左右360度のパノラマ撮影が可能な「全天球撮影」が行えたりする。

 それに対し、auのSHT22は、ドコモ向けよりも高画素な1310万画素のメインカメラを備える。また、画像処理機能「NightCatch」とF1.9の明るいレンズ「BrightEye」で、うす暗い場所でも明るく撮影できたり、明暗差のある場所でも複数の画像を組み合わせて最適な1枚を作成する「HDR静止画撮影/ビデオ撮影」が搭載されていたりする。

 ほかにも機能には違いがあり、さらにドコモ向けは携帯電話としての音声通話が可能で、高音質通話&ビデオコールの「VoLTE」に対応。おサイフケータイ、急速充電/急速充電2もサポートする。auモデルは、タブレットに表示中の画面をワイヤレスでテレビに表示できる「Miracast」に対応している。

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