サーバのコストを決める各コンポーネントを説明した前編「サーバが高価になるのはそれなりの理由がある」に続き、後編ではTCO(総所有コスト)を左右するアプリケーションやオプション、コストを抑えるポイントを解説する。
仮想化はワークロードの集約を可能にする。そのおかげでデータセンターのサーバ台数を大幅に削減できる可能性がある。サーバを少数の強力なものに絞り込めば、サーバハードウェアへの設備投資が抑えられるが、その一方で、個々のシステムがより多くのワークロード処理を担うことになる。このため、ワークロードは、ハードウェア障害やリカバリ/リストアの遅延の影響を受けやすくなる。新しいサーバの購入は、冗長処理を実現し、フェイルオーバーやリカバリのパフォーマンス向上を支援するコンポーネントや機能の増加につながる。
サーバにおけるメモリの冗長性は、ホットプラガブルモジュールや拡張ECC、スペアリング、ミラーリングなどによって実現されている。
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