米Amazon.comが7月24日(現地時間)に発表した第2四半期(4〜6月)決算は、売上高は前年同期比23%増の193億4000万ドルだったが赤字幅が前年同期の約18倍に拡大し、純損失が1億2600万ドル(1株当たり27セント)だった。売上高はアナリスト予測通りで、純損失は予測(1株当たり15セントの赤字)より大きかった。
営業損失は1500万ドルだった。前年同期の営業利益は7900万ドルだった。
物流センターへの投資や、米国で同日発売するオリジナルスマートフォン「Fire Phone」の開発コスト、Kindleの新サービス立ち上げコストなどが響いた。
ジェフ・ベゾスCEOは発表文で「われわれはAmazonの顧客体験を改善するよう懸命に働いている。(中略)Fire Phoneを米国のユーザーに届くのが待ちきれない」と語った。
事業別の売上高は、書籍や映画などのコンテンツを扱うメディア部門が10%増の48億4400万ドル、電化製品および雑貨部門(Kindle端末やWebサービスを含む)が27%増の132億7800万ドルだった。
Amazon Web Services(AWS)を含むその他の部門は37%増の12億1800万ドルだった。
今後の見通しについては、第3四半期の売上高を前年同期比15〜26%増の197億〜215億ドル、営業損益を、マイナス8億1000万〜マイナス4億1000万ドルと予測した。
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