ココが「○」 |
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・専用アプリがとにかく便利 |
・無線LANルータとしても機能充実 |
ココが「×」 |
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・本体だけの設定は手間 |
・本体の発熱が気になる |
本体操作は最小限、専用アプリで大幅向上
WiMAX 2+対応モバイルルータの第2弾として登場した“軽量薄型”の「Wi-Fi WALKER WiMAX 2+ NAD11」の性能や使い勝手について、第1回は、NAD11で導入した“5GHz帯無線LAN”とWiMAXハイパワーの効果、第2回は東海道線における高速移動中の接続性を検証した。
- Wi-Fi WALKER WiMAX 2+ NAD11の詳細レビューシリーズ第1回→WiMAX 2+対応モバイルルータ「NAD11」の新機能を試す
- Wi-Fi WALKER WiMAX 2+ NAD11の詳細レビューシリーズ第2回→「Wi-Fi WALKER WiMAX 2+ NAD11」の高速移動時通信とバッテリー駆動時間をチェックする
今回は、NAD11の操作環境を本体、そして専用のスマートフォンアプリのそれぞれでチェックする。第1回のレビューでも触れているが、本体には「パワー」と「SET」のボタンのみで、SETボタンは短押しで選択、長押しで決定と2つの操作を兼ねている。
慣れてしまえば操作自体は難しくないが、まどろっこしく感じるのも事実。特に、無線LANの簡単接続でWPSより先にNEC独自の「らくらく無線スタート」を先に表示するのはそろそろどうかと思う。
パワーボタンの操作は、従来のNEC製WiMAX端末と共通する。稼働状態から3秒ほど押すと休止状態に移行する。さらに、そのまま3秒ほど押し続けると電源オフに移行する。休止状態からでもパワーボタンを長押しすると電源オフに移行できるが、休止状態における待機時間はリモート起動オンの場合で最大300時間、オフの場合には最大500時間もあるので、週に1回程度しか使わないというユーザーでなければ常時休止状態で問題ないだろう。
NAD11へ指定した時間に無線LAN機器のアクセスがない場合の自動移行のみになるが、WAN接続だけを無効化するウェイティング機能もあり、無線LAN機器から再度NAD11へ接続するとWAN側の接続が復帰する。待機時間は最大30時間だが、NAD11でのインターネット接続は必要なときだけ使うというユーザーにとって省電力の効果は大きそうだ。
非稼働状態からのインターネット接続の再開までは、実測で電源オフからが95〜100秒、休止状態からが25〜30秒、ウェイティングからが10秒程度だった。電源オフからインターネット接続開始まではさすがに長いので、やはり休止状態を積極的に使うことになるだろう。
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