スマートフォンの普及が進む中、シニア世代のスマホ利用意向も増えている。ただ、シニア向けといっても……「わたしを老人扱いするな」。そう感じる人もいる。
2000年ごろの60〜70代と、現役時代に少しでもIT技術に触れた2014年の60〜70代は、IT機器に対する意識もかなり違う。また、1つ屋根の下で──とするこれまでの家族から、住む場所は離れていても“通信やセキュリティ、ネットサービスなど”でつながっているととらえ、それを新しい家族の形とする考え方も生まれている。
拡大のカギは、そんな“意識の高い”シニア層とその子ども世代(30〜40代)も一緒に刈り取ること。比較的裕福で、対象人数も多い。ただ、これまでのシニアとは意識が少し違う。そもそもシニア層に強いブランドが、「新シニア層」に向けた取り組みを新たに打ち出した。
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