国民生活センターが7月22日、ベネッセの個人情報漏えいに便乗した不審な勧誘が起きはじめているとして、相談例などの情報を公開しました。
同センターに寄せられた相談によると、「ベネッセの情報漏えいの件で、あなたの情報が流出していないか確認している」「流出した名簿にあなたの名前がある。このままでは口座凍結される」などとかたる不審な電話勧誘があったそうです。
最近では個人情報漏えいにかこつけ、最終的にお金をだまし取る詐欺の手口が増加しており、今回のようなケースも同種の詐欺につながる可能性があります。こうした勧誘があった場合は「相手にせずすぐに電話を切る」「少しでも不安を感じたら、すぐに消費生活センター等に相談する」のがよいと、同センターはアドバイスしています。
「こうした不審な勧誘は今後さらに増えてくると考えられますので、十分に注意してください」と同センターは注意を喚起しています。
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