一部のLINEユーザーから「LINEがユーザーのトーク内容を確認しているのではないか」という声が挙がっている問題について、LINEが「トーク履歴は見ていない」と明言した。LINEは「トーク履歴などの情報は重要なプライバシー情報として、厳重なセキュリティをもって保護されている。また、法律においても、『通信の秘密の保護』が明記されており、トーク内でのやり取りを確認することはできない」と回答している。
事の発端は、LINEの不正アクセスによるアカウント乗っ取り被害をまねた“悪ふざけ”から始まった。あるユーザーがなりすまし犯を装って友人にプリペイドカードの購入を催促したところ、突然アカウントが凍結され、利用できなくなったという。
しかしLINEは、「トーク内容を理由に一方的にアカウントを削除することはない」と答えた。アカウントが削除されるケースは以下のようなものがある。
- ユーザー自身がLINEアプリ内の「アカウント削除」ボタンを押した場合
- アカウント所有者本人がアカウント削除の希望をLINEに連絡した場合
- 利用規約に違反した場合
- ほかのユーザーの通報をもとに、明らかな迷惑行為を確認した場合
- 最終アクセスから1年以上経過した場合
なお、迷惑な内容のトークを送るユーザーをLINE運営に報告する「通報」機能は、「友だち」以外の相手にしか利用できない。今回のケースの場合、LINE上で友だちになっていないユーザーに対してメッセージを送り、相手側に通報されてアカウントを停止させられたケースが可能性が考えられる。
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