組込みシステム技術協会(JASA)は2014年7月16日、ロボットおよび組み込みシステム向けのハードウェア抽象化レイヤーの国際標準化を標準化団体「Object Management Group」(OMG)に提案した結果JASAの提案が採択され、今後はOMGが国際標準化を進めていくことになったと発表した。
JASAではベンダーやデバイスごとに異なるAPIがロボット/組み込みシステム開発の障壁になるとして、2011年よりモーター制御やセンサーなどデバイスの入出力に特化した「OpenEL」という組み込みシステム向けオープンライブラリの仕様策定を進めている。
この度のOMGの決定を受けてJASAでは、2014年11月までにOMGへOpen ELの仕様を提出し、早ければ2015年6月までの国際化を目指すとしている。
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