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なるほどこんな発想で──ビッグデータとIoTを生かす「5つのヒント」

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著者プロフィール:松岡功(まつおか・いさお)

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ITジャーナリストとしてビジネス誌やメディアサイトなどに執筆中。1957年生まれ、大阪府出身。電波新聞社、日刊工業新聞社、コンピュータ・ニュース社(現BCN)などを経てフリーに。2003年10月より3年間、『月刊アイティセレクト』(アイティメディア発行)編集長を務める。(有)松岡編集企画 代表。

 主な著書は『サン・マイクロシステムズの戦略』(日刊工業新聞社、共著)、『新企業集団・NECグループ』(日本実業出版社)、『NTTドコモ リアルタイム・マネジメントへの挑戦』(日刊工業新聞社、共著)など。ITmedia エンタープライズでも「Weekly Memo」を連載中。


 ビッグデータをどう活用すればいいのか。今回はその大半を占める「IoT(Internet of Things/アイオーティー)」をめぐる動きに関して、いくつか事例やサービスを取り上げたい。

 最近あちこちで見聞きするようになったIoTという言葉。IoTは“モノのインターネット”を示す略語で、設備や機器などあらゆる種類のモノがインターネットに接続されて活用される状態や仕組みのことだ。

 IoTは「つながる」という視点でとらえたコンピューティングの進化でいえば「第3の波」に相当すると言われている。クラウドインテグレータとして注目されるテラスカイの松岡弘之取締役の言葉を借りると、「第1の波」はメインフレームに数千の端末がつながるようになった1970〜80年代を、「第2の波」はサーバに数百万のPCがつながるようになった1990〜2000年代を、そして近い将来、インターネットに500億個のモノがつながる「第3の波」が到来している。

 下図はその流れを絵で描いたものである。テラスカイが先日、記者やブロガーを対象にこの分野の勉強会を開き、その中で松岡氏が示したものだ。非常に分かりやすい説明だったので、IoTの意味をとらえる上で参考にしていただければと思う。

photoコンピューティングの「第3の波」(出典:テラスカイの説明資料)
photoインターネットに接続するモノは、2013年の100億個から2020年には500億個以上に。日々生成されるデータも膨大なものになってくると予測される

 これをふまえ、ビッグデータとIoTを理解するうえでヒントになる、5つのポイントを紹介しよう。

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