Quantcast
Channel: ITmedia TOP STORIES 最新記事一覧
Viewing all articles
Browse latest Browse all 17593

「Appleとの関係は改善」とGoogleシュミット会長 「さまざまなビジネス協議」

$
0
0
REUTERS

 米Googleのエリック・シュミット会長は7月11日、同社とAppleとの関係について、「過去1年間で改善した」と語った。ライバルであり、ときにはパートナーでもある両社は「非常に多く」の会議を行っているという。

 米アイダホ州サンバレーで開催されたAllen & Companyの年次国際会議において、シュミット氏は記者らにそうコメントしたが、どのような会議かについては詳細を語らなかった。同氏によれば、この記者会見に同席したGoogle最高事業責任者(CBO)のニケシュ・アローラ氏が会議の議題の多くを主導しているという。

 「GoogleとAppleは常にさまざまな案件についてビジネス協議を行っている」とシュミット氏は語った。

 シュミット氏はかつてAppleの取締役を務めていたこともあるが、競争が激化する中で、両社の関係は徐々に悪化していった。Appleは同社の象徴とも言える「iPhone」でスマートフォン市場を生み出したが、現在、世界で販売されているスマートフォンの4台に3台はGoogleのモバイルOS「Android」を搭載している。

 AppleはGoogleのオンラインサービスへの依存度を減らそうとしており、とりわけ2012年にそれまで採用していたGoogleの地図サービスの代わりに、自社で開発した地図ソフトをiPhoneに採用した件はよく知られている。だがAppleの地図サービスには誤りが多数あることが判明し、結局GoogleはiPhoneの最新版向けに地図アプリをアップデートしている。

 一方、世界トップのインターネット検索企業であるGoogleはここ数年、携帯電話会社Motorola Mobilityを買収したり、米国の一部都市で高速インターネットサービスを提供したり、ウェアラブル端末や全自動運転カー(セルフドライビングカー)向け技術を開発したりなど、新規市場への事業拡大に力を注いでいる。

 シュミット氏はGoogleのセルフドライビング技術について、「商業化までにかかる年数は数十年ではなく数年だ」とする一方で、「この先どのように事が進んでいくのか、具体的にはまだ私にも分からない」と述べている。

 また同氏は「技術だけでなく、規制やパートナー企業との提携もすべて適切に整えなければならない」と語り、Googleが既にすべての自動車メーカーと話し合いをしたことも明らかにしている。

copyright (c) 2013 Thomson Reuters. All rights reserved.

(翻訳責任について)
この記事はThomson Reutersとの契約の下でアイティメディアが翻訳したものです。翻訳責任はアイティメディアにあります。記事内容に関するお問い合わせは、アイティメディアまでお願いいたします。

(著作権、商標について)
ロイター・コンテンツは、トムソン・ロイター又はその第三者コンテンツ・プロバイダーの知的財産です。トムソン・ロイターから書面による事前承認を得ることなく、ロイター・コンテンツをコピー、再出版、再配信すること(キャッシング、フレーミング、又はこれらと同等の手段による場合を含む)は明示的に禁止されています。トムソン・ロイターは、コンテンツの誤謬又は遅延、或いはコンテンツに依拠してなされたあらゆる行動に関し一切責任を負いません。 Reuters(ロイター)及びReuters(ロイター)のロゴは、トムソン・ロイター及びその関連会社の商標です。ロイターが提供するその他のメディア・サービスについてお知りになりたい場合は、http://about.reuters.com/media/をご参照ください。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 17593

Trending Articles