2月のMobile World Congress(MWC)で披露されたプライバシーとセキュリティに特化したスマートフォン「Blackphone」の予約者向け出荷が始まった。価格は629ドル。
Blackphoneは、Androidのセキュリティをより強化した新モバイルOS「PrivatOS」を搭載するスマートフォン。暗号化ソリューションの「PGP(Pretty Good Privacy)」を開発したフィル・ジマーマン氏が創業した米セキュリティ企業Silent Circleとスペインの端末メーカーGeeksphoneが共同で開発した。
Androidベースの独自OS「PrivatOS」を搭載し、データを暗号化する米Silent Circleの通話/テキスト/連絡先アプリがプリインストールされている。盗難や紛失した際に内容を削除するリモートワイプ機能も備える。
Android(バージョンは4.4)ベースのため、Androidアプリをインストールできるが、「Security Center」機能でアプリの権限を設定できる。
ハードウェアのスペックは、ディスプレイは4.7インチ、プロセッサはNVIDIA Tegra 4i(2GHzクアッドコア)、RAMは1Gバイト、ストレージは16Gバイト(microSDスロット付き)、メインカメラは800万画素、インカメラは500万画素。LTEをサポートする。
予約分はMWCでの発表後1カ月で完売しており、7月14日から2回目の予約受け付けを開始する。
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