中国の電子商取引最大手のAlibaba Group Holding(阿里巴巴集団)は5月6日(現地時間)、米証券取引委員会(SEC)に新規株式公開(IPO)を申請した。
資金調達額は約10億ドルとなっているが、最終的には米Facebookの160億ドルを上回ると予想されている。
Alibaba Groupは1999年創業で、B2Bや消費者向けのオンラインマーケットを運営する持株会社。2007年に香港証券取引所に上場したが、2012年に上場廃止している。
現在の最大株主はソフトバンクで、34.4%を保有。ソフトバンクの孫正義社長はAlibabaの取締役を務めている。
2005年に中国展開を目的にAlibabaに10億ドルを出資した米Yahoo!はその後Alibabaの株式を大量に売戻し、現在の持ち株は22.6%になっている。
上場先はまだ決めておらず、ニューヨーク証券取引所(NYSE)かNASDAQを検討している。
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