職場での共同作業と効率改善を促進する取り組み自体は何も目新しいことではないが、それを達成するための手段は進化しつつある。その背景には、従業員がモバイル端末から情報にアクセスするようになったことがある。Webベースのプロジェクト管理アプリケーションを開発する米Wrikeのアンドルー・ファイレブ最高経営責任者(CEO)は、この変化に後れを取らないために、同社の製品をモバイル環境に対応させる必要があると考えた。
ファイレブ氏にとって最大の課題は、同社のプロジェクト管理製品である「Wrike」のユーザーが複数のプラットフォームから簡単に同ツールにアクセスすることを可能にするモバイル戦略を策定することだった。「製品を早急に投入するとともに、“魅惑的”なユーザーエクスペリエンスを提供したかった」と同氏は語る。
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