スマートフォンやタブレットは便利だが、メモを取り始めるまでに起動してパスコードを入れてアプリを立ち上げて、と何かと時間がかかる。手書きメモはすぐに書き始められるが、保存性・検索性に優れない。両方のイイトコ取りをするのが「スマホ連携文具」だ。
2013年中、スマホ連携文具を取り上げた記事をまとめて紹介しよう。
2013年に買いたいスマホ連係文具3選
2011年2月7日に発売された、初のスマホ連携文具「ショットノート」。その後、ほかのメーカーからもスマホ連携文具が発売され、よりどりみどりになったころ、掲載されたのが「2013年に買いたいスマホ連係文具3選」。
どの製品も安定した需要があるため、約1年たった今でも販売中。記事内で紹介している「FastEver Edition - CamiApp」は2012年12月5日に数量限定で発売されたが、現在でも、Amazonで検索すれば、若干在庫があるようだ。「買えなかった」とお嘆きの人、もしかしたらまだ間に合うかも?
進化するアナログ文具、トレンドは検索ノートとスマホ連携
「ISOT(国際文具・紙製品展)2013」に出展された文房具の中から、ビジネスパーソンに役立つ「検索性の高いノート」と「スマホ連携文具」に焦点を当てた特集が本記事。
アナログなのに検索しやすい、という点で最も注目したのはキングジムの「インデックスノート」だ。ノートに時系列で書いていく、という人は多いと思うが、それでは「前回の企画会議はどこに書いたっけ」「この企業との打ち合わせ内容はどこに……」という具合に、どこに何が書いてあるか分からなくなりがち。かといって題目ごとにノートを分けるのも大変だ。
そんな問題を解決するのがこのインデックスノート。時系列で記入していきながら、ノートの端に設けられている5つのインデックスに項目を記入。残り4つの不要なインデックスを切り取ることで、案件ごとに見出しができる、というわけだ。これなら1冊に時系列で書いていきながらも検索性があり、キレるビジネスマンにはぜひ切れるインデックスノートを使ってほしい。
ショットノートやキャミアップはどう使う? スマート文具、3つの活用法
ショットノートやキャミアップはどう使う? スマート文具、3つの活用法
ここでは、スマート文具としてキングジムの「ショットノート(SHOT NOTE)」と「ショットドックス(SHOT DOCS)」、またコクヨS&Tの「キャミアップ(CamiApp)」をご紹介。少しくらい高くてもスマート文具を使うメリットとして、書き味が良いこと、あとからデジタル化したいという時にもすぐにできることを挙げている。PCで描くのが大変な図も、手描きならさっと描いてデジタル化できる。
裏技として、スマート文具の大きさに収まる立体物を載せ、アプリで撮ってデジタル化という方法も紹介されていた。
連載:スマート文具活用をもう一度考える
前述の記事も含む「連載:スマート文具活用をもう一度考える」では、そのほかに、以下のような記事も連載していた。
普通のメモ帳をスマート文具のように使う方法
「普通のメモ帳をスマート文具のように使う方法」は、文具ではなく、取り込むアプリでスマートフォンと連携する方法を紹介している。ノートやメモ帳を普段使いのものにすれば、デザインそのまま、お値段そのままでデジタル化が実現するので、日常に取り込みやすいかもしれない。
スマートフォン連係文具をタイプ別に使い分ける
また「スマートフォン連係文具をタイプ別に使い分ける」では、各種スマート文具をタイプ別に分類し、ノートタイプはアナログでも蓄積するのに、メモタイプは書いては切り取り、取り込んだら廃棄する、という方法をオススメしている。
デジタルとアナログのイイトコ取り!? スマホ文具のメリットを再チェック
「デジタルとアナログのイイトコ取り!? スマホ文具のメリットを再チェック」は、それぞれの方法でメモをとることのメリットをおさらいしている。デジタルでは「情報の編集が可能」「情報の蓄積に物理的なスペースが不要」「検索性の高さ」というメリットがあり、アナログでは「起動せずにすぐ書ける」「文字と図形の混在など自由に書ける」といったメリットが。その上でイイトコ取りしているのがスマート文具であると解説している。
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