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「Intel Galileo」ファーストインプレッション

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Galileo

 MONOist編集部から届いた荷物を開梱すると、マイコンボードのパッケージにしては大きい箱が出てきました。今回紹介する「Intel Galileo(以下、Galileo)」です(画像1)。パッケージは、ブルーを基調にしたクールなデザイン。ビニール袋や簡素な箱に入って売られているマイコンボードとはイメージが違います。

 従来のマイコンボードは、“機能優先”というか、あくまでも「製品の中に組み込まれるパーツ」であり、デザイン的な要素はほとんどありませんでした。マイコンボードにこうしたデザイン性が付加され始めたのは、2005年に登場した「Arduino」からでしょうか。

パッケージ画像1 「Intel Galileo」のパッケージ。箱のサイズは155×120×75mmと割と大きめ

 約1年前、筆者が初めてArduinoの基板を見たときは「カワイイ!」と思いましたが、このGalileoに対しては「カッコいい!」という印象を持ちました。ネーミングからの連想もあるのでしょうが、男性がかけているサングラスの奥に広がる“キラキラとした星空”を見ると、「この箱を開けたら何かすごいことが起きるのでは?」「自分の前に新しい世界が広がるのかも?」と期待が高まります。

 この「カッコいい!」は、電子工作の間口を広げるという意味で、非常に重要なポイントだと筆者は思います。今までの電子工作は、どちらかというと、マイコンスペックを見ただけでワクワクする人たちのものでした。こうしたマニアやベテランの人たちだけでなく、初心者が興味を持って、気軽にパッケージを手に取ってもらうには、見た目のカッコよさは大切です。

 そんな期待を胸に、いざ開封の儀です(画像2)。

開封画像2 パッケージを開けてみると、Galileo、小冊子、ACアダプター、コンセントプラグ(5種類)が! パッケージの内側や底にもイラストが描いてある

 大きなパッケージの中には、Galileoと小冊子、ACアダプター。そして、5種類の形状の異なるコンセントプラグが詰め込まれています(USBケーブルは別途必要)。

中身画像3 GalileoとACアダプター、コンセントプラグ(5種類)

 小冊子には、各国の言語で「安全性と規定に関する重要事項」が書いてあります。

 ふむふむ。……。……。……。そ、それでおしまい!? Galileoが発表された際、確か“初心者にも使いやすいボード”と、うたわれていたはずですが(涙)。「あぁ、組み込み業界が対象としている初心者って、レベルが高いんだなぁ〜」と思うのは、こんなときです。まぁ、Galileoに限った話ではないかもしれませんが、このあたりの配慮はもう少しほしいところです。


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