米Microsoftは3月17日(現地時間)、Mac版「OneNote」をリリースした。米AppleのMac App Store(リンク先はプレビュー)から無料でダウンロードできる。
OneNoteは、テキスト、画像、動画、音声を記録し、MicrosoftアカウントでログインしたクラウドストレージOneDrive(旧SkyDrive)を介して共有できるメモアプリ。Windows版、Office Online版、Windows Phone版、iPhone版、iPad版、Android版に、今回Mac版が加わった。Windows版以外はすべて無料だ。
Windows向けの無料版もリリースした。こちらはOneNote.comからダウンロードできる。これまでもWindows 8アプリとしては無料で提供しているが、Windows 8より古いバージョンでOneNoteを使うには、Microsoft Officeスイートの各エディション(Office Personalを除く)か単体のものを購入する必要があった。
無料版には、SharePointのサポート、ノートの更新履歴、Outlookとの統合などの機能がなく、これらの機能を使うには有償版にアップグレードする必要がある。「Office 2013」あるいはオンラインオフィススイートの「Office 365」のユーザーはこれらの機能も使える。
Microsoftはまた、サードパーティー製のものを含むOneNote関連アプリをダウンロードできる専用アプリストアも開設した。
例えば、Webページをクリップ保存できる「OneNote Clipper」、Windows Phoneのカメラで撮影した画像をそのままOneNoteのノートとしてOneDriveに保存できる「Office Lens」などの純正アプリや、「Feedly」などのニュースリーダーの記事をOneNoteに保存するアプリや文書をスキャンしてOneNoteに保存するためのエプソンやブラザー製アプリなどがある。
同社は、OnenNote関連アプリ開発者向けに「OneNote service API」も公開した。詳細は開発者ページを参照されたい。
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