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STAP細胞問題で理研、論文画像の指摘2点について「不正に当たらない」と判断 4点は継続調査

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 新型万能細胞「STAP細胞」の論文に不自然な点が指摘されている問題で、理化学研究所は3月14日、中間報告を発表し、画像への指摘2点については「データの取扱いに不適切な点はあったが、研究不正には当たらない」などとした一方で、4点について継続調査が必要とした。

 Nature論文1本目(Nature 505:641-647(2014)) で図「Figure 1f」のd2とd3の色付き細胞が不自然に見えるという指摘については「図を作製する過程には改ざんの範疇にある不正行為はなかった」とした。

photoNature論文1本目の図「Figure1」

 また2本目(Nature 505:676-680(2014))「Figure 1b」の胎盤の蛍光画像と「Fig. 2g」の胎盤の蛍光画像が極めて類似している点については、「本文及び図の説明の中に言及されておらず、規程に定める『改ざん』の範疇にあるが、「論文作成過程で図を削除し忘れたという説明に矛盾などは認められず、悪意があったと認定することはできないことから、研究不正であるとは認められない」とした。

 一方で、論文中の画像が小保方晴子研究ユニットリーダーの博士論文に掲載された画像と酷似することが判明したことなど4点については「調査継続中」とした。

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