東芝は3月12日、映像事業と家電事業を一体運営する新会社「東芝ライフスタイル」を設立すると発表した。社内カンパニーであるデジタルプロダクツ&サービス社の映像事業を分割し、生活家電を担う東芝ホームアプライアンス株式会社と統合する。
新会社は4月1日に設立する予定で、代表には石渡敏郎氏が就任する。従業員は約1400名。営業部門と技術部門の連携強化を目指し、本社機能は東京都・青梅市に集約する。テレビを含むデジタルプロダクツと生活家電の一体運営による相乗効果で同事業の体質強化を図るとともに、共通の技術資産を活用した新サービス・製品の投入を加速する。
今後は、東南アジア・中近東などの新興国を中心とした海外での販売を強化するほか、テレビ、生活家電がネットワークで連携するスマート家電やクラウドサービス、業務用サイネージ・モニター事業などに注力する。また注力地域の戦略や商品開発における迅速な意思決定を目的に、社長直属の地域戦略・横断商品企画プロジェクトチームを新設。さらに、PCを含むライフスタイル事業全体の先行技術の相互展開を図る研究開発部門をデジタルプロダクツ&サービス社の傘下に新設し、高付加価値商品を創出していく。
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