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ドコモおすすめ3機種レビュー(続編)――もう一度バッテリーテストをしてみる

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 前回の記事(→ドコモおすすめ3機種レビュー(後編)——バッテリー、カメラ、CPUの性能を比較するで実施したバッテリーテストでスタミナが高かったのは、YouTube再生が「Xperia Z1 f SO-02F」=「AQUOS PHONE ZETA SH-01F」>「ARROWS NX F-01F」、静止画表示がXperia Z1 f>AQUOS PHONE ZETA>ARROWS NXという順番だった。

photo左から「ARROWS NX F-01F」「AQUOS PHONE ZETA SH-01F」「Xperia Z1 f SO-02F」

 しかし、バッテリーの持ちはディスプレイの輝度設定によって大きく変わる。前回はいずれのテストもディスプレイの輝度を最大にしていたため、「WhiteMagic」の効果で必然的に輝度が高くなるARROWS NXが不利になるのでは? との意見が出た。そこで今回は続編として、ディスプレイ輝度を「自動調整」にして再テストしてみた。自動調整では周囲の環境に合わせて最適な輝度に調整してくれるので、輝度を最大に固定するよりも実際の使用環境に近いと考えたためだ。

 2つのテストで共通する条件は以下のとおりだ。

  • 東京都江戸川区の屋内で実施
  • 満充電の状態で計測開始
  • バッテリー残量の確認には「Battery Mix」アプリを使用
  • モバイルデータ通信(LTE)で通信(通信環境は良好)
  • GPSはオン、Wi-FiとBluetoothはオフにした
  • Googleアカウントの同期はオンにした
  • twicca、Twitter、Facebook、Dropboxにログイン、Yahoo!アプリをインストール。iチャネルを使用
  • ディスプレイ輝度は自動調整にした

 YouTubeのテストでは、前回と同じくHD動画を横向きで再生し、スピーカーの音量はオフにした。2月23日10時31分から6時間ほど実施した。

 ARROWS NXは5時間28分後にバッテリーが尽き、6時間後の残量はAQUOS PHONE ZETAが23%、Xperia Z1 fが15%だった。今回はAQUOS PHONE ZETAが最もスタミナが高い結果になった。前回チェックした4時間後の残量を比べると、ARROWS NXが14%→34%、AQUOS PHONE ZETAが22%→49%、Xperia Z1 fが23%→45%に増えている。

photophotophotoバッテリー残量の推移。左からARROWS NX、AQUOS PHONE ZETA、Xperia Z1 f
YouTube連続再生テスト
ARROWS NXAQUOS PHONE ZETAXperia Z1 f
1時間後87%89%87%
2時間後70%76%73%
3時間後52%63%60%
4時間後34%49%45%
5時間後11%(28分後に0%)36%31%
6時間後23%15%

 静止画のテストでも、前回と同じく1080×1920ピクセルの同じ画像を表示させた。バックライトを常時点灯させるために「Backlight Switch」というアプリを使用した。テストは2月22日16時48分から実施した。

 7時間後のバッテリー残量は、ARROWS NXが61%、AQUOS PHONE ZETAが83%、Xperia Z1 fが67%で、今回はXperia Z1 fではなくAQUOS PHONE ZETAが最もスタミナが高かった。前回の7時間後はARROWS NXが30%、AQUOS PHONE ZETAが39%だったので、2倍以上増加している。Xperia Z1 fは前回54%で、ほか2機種よりも変化に乏しい。

photophotophotoバッテリー残量の推移。左からARROWS NX、AQUOS PHONE ZETA、Xperia Z1 f
静止画表示テスト
ARROWS NXAQUOS PHONE ZETAXperia Z1 f
1時間後95%97%97%
2時間後90%93%93%
3時間後85%91%89%
4時間後81%88%86%
5時間後76%86%82%
6時間後71%84%78%
7時間後66%81%75%

 バックライトを自動調整にした今回のテストでも、ARROWS NXの数値が最も低かった。しかし今回も肉眼で見た限り、ARROWS NXのディスプレイが最も明るかった。ARROWS NXのWhiteMagicは、屋外でも明るく視認性が高い反面、輝度設定によっては消費電力の面で不利になる。従来(ARROWS NX以外の機種)と同じ明るさで問題なければ、輝度設定を少し暗めにするといいだろう。

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