2月22日に発売された「PlayStation 4」。新世代のゲーム機を手に入れ、ゲームやシェア機能を楽しんでいる人も多いことだろう。一方、まだ“様子見”の人たちは、消費増税を前にして買い時に悩んでいるかもしれない。
個人的にもPS4に対する物欲レベルはかなり高い(→この記事のテンション……)。しかし、「PlayStation 3」のようなAV関連機能も多分に期待していたため、国内版の仕様を知って二の足を踏んだ。「torne」「nasne」との連携やDLNA/DTCP-IPクライアント機能はなし(nasne対応は表明済み)。動画/音楽配信サービスも当初は「Video Unlimited」「Music Unlimited」のみだ(カラオケのJOYSOUND DIVEは対応予定)。PS4が本来はゲーム機というのは承知しているが、今までできていたことができないのは悲しい。日本のユーザーを待たせた上に、この仕打ちとは……。
とはいえ、やはり新世代ゲーム機の画質は気になる。幸い、銀座にあるソニービルで体験イベント「Try!PlayStation 4!-2.22-」が行われていて、ここでは4Kブラビアやヘッドマウントディスプレイ「HMZ-T3」との組み合わせも試すことができる。PS4発売後の平日なら空いているはずと思い、取材にかこつけて出かけた。
1階インフォメーション前では、巨大なナックがお出迎え。「KNACK」の主人公のナックは、「レリック」と呼ばれるパーツを集めることで体の大きさを70センチから10メートルまで変えることができ、それを利用してさまざまなフィールドを駆け抜けるアクションゲームだ。いくつかのステージをプレイしたが、つまずいても数回トライすればクリアできるレベルの難易度設定がうれしい。なにより、ナックを構成する1つ1つのパーツまで細かく描かれたグラフィックが美しい。
一方、4Kブラビアに映し出したゲーム画面は、さらに精細感が高い。映像出力はPS3と同じ2K(1980×1080ピクセル)でも、1つの画面に表示できるオブジェクト数は格段に増えているわけで、背景の細かさや質感の向上、表示キャラクターの数などに影響している。言葉で伝えるのはなかなか難しいが、イメージとしては、PS3が通常のBlu-ray Discなら、PS4は4KマスタリングBD+超解像技術で、さらに映画の出演者も増えちゃったイメージか。想像しにくくて申し訳ない。
銀座ソニービルでは、1階と8階イベントスペース「OPUS」をあわせ、17のタイトルを試遊できる。もっとも印象的だったのは、「龍が如く 維新!」の町並み。幕末の京都にドン・キホーテがあるのは謎だが、家屋や木々の存在感はさすが。また遊びに行ってみたいと思った。
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