ココが「○」 |
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・高画質な13.3型“2560×1440”液晶 |
・約1.12キロのボディで約14時間駆動 |
・使いやすいキーボードとタッチパッド |
ココが「×」 |
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・薄型軽量ボディだが後部は少し厚い |
・13.3型ではパームレストがやや短い |
・用途によっては大容量SSDも欲しい |
はじめに:“KIRA”にタッチパネルなしの超高解像度モデルが登場
元祖Windows高精細モバイルノートPCが、Haswell世代でさらに進化した。
東芝の「dynabook KIRA」は、液晶ディスプレイやサウンドの品質にこだわったエンターテインメント志向の薄型軽量モバイルノートPCだ。2013年の年末に発売された新モデルは、そのコンセプトやボディの設計を引き継ぎつつ、第4世代Core(開発コード名:Haswell)を採用することで、性能の強化とバッテリー駆動時間の延長を果たすとともに、店頭向けラインアップを2モデルから3モデルに拡充している。
3モデルの違いは主に液晶ディスプレイだ。タッチパネル付きで2560×1440ドット表示の上位モデル「V834/29K」、タッチパネルなしで1366×768ドット表示の下位モデル「V634/27K」に加えて、タッチパネルなしで2560×1440ドット表示の中間モデル「V634/28K」が新たに用意された。今回は、その中間モデルのV634/28KSを評価機としている。
タッチパネル搭載モデル(V834/29KS)は、最厚部(突起部除く)が19.8ミリ、重量が約1.35キロと、先代の超高解像度モデル(V832/28HS)から据え置きであるのに対し、タッチパネル非搭載のV634/28KSは最厚部17.9ミリ(突起部除く)、重量約1.12キロと薄型軽量に仕上がっている。また、第4世代Core Uシリーズを搭載したことで、バッテリー駆動時間も延びた。公称値は約14時間で、先代の超高解像度モデル(V832/28HS)の約9.5時間から約4.5時間も延びている。
液晶ディスプレイを除く基本スペックは3モデル共通で、CPUがCore i5-4200U(1.6GHz/最大2.6GHz)、メモリが8Gバイト(DDR3L-1600/デュアルチャンネル対応)、ストレージが128GバイトSSD(mSATA)という内容だ。コストとのバランスを意識しながらも、パフォーマンス面では妥協のない構成といえる。
dynabook KIRAは、高品質な液晶ディスプレイの搭載からクリエイティブ用途を強く意識しているが、基本スペックからもそれは伺える。一方でストレージ容量が少なめに思えるが、この用途では128Gバイトが256Gバイトになったところで足りないのは同じで、512Gバイトでもそうかもしれない。クリエイティブ用途では外付けのポータブルSSDを導入するユーザーも珍しくないたけに、容量よりも性能や導入コストを優先した選択は理解できる。
また、無線LANが最新の高速規格IEEE802.11acに対応する点、3基のUSB 3.0ポートや4K(3840×2160ドット/30Hz)対応のHDMI出力を搭載する点など、一般のUltrabookよりもワンランク上といえる装備だ。ちなみに、Intelが定める新しいUltrabookの要件にはタッチパネルの搭載が含まれるため、タッチパネル搭載モデル(V834/29KS)以外はUltrabook準拠の製品ではない。
ボディと製品概要:美しく頑丈なくさび型ボディに高性能を凝縮
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