米Yahoo!が1月28日(現地時間)に発表した2013年第4四半期(10〜12月期)決算は、売上高は前年同期比6%減の12億6600万ドル(トラフィック獲得コスト(TAC)などを除くと2%減の12億ドル)だった。主力のディスプレイ広告が不調で、4四半期連続の減収になった。
純利益は28%増の3億4800万ドル(1株当たり33セント)だった。純利益には、特許売却による4900万ドルが含まれる。非GAAPベースの1株当たり純利益は46セントで、アナリスト予測の38セントを上回った。
ディスプレイ広告による売り上げは6%減の5億5300万ドル、検索広告による売り上げは4%減の4億6400万ドルだった。
2013年通年は、売上高が前年比6%減の46億8000万ドル(TACを除くと1%減の44億2600万ドル)、純利益は65%減の13億6600万ドルだった。2012年の純利益にはAlibaba Groupの株式売却に関連する28億ドルの純利益が含まれる。
同四半期に買収した企業は、Aviate、PeerCDN、Evntlive、Ptch、SkyPhrase、LookFlow、Bread Labs、Hitpostの8社。
今後の見通しについては、2014年第1四半期の売上高を11億2000万〜11億6000万ドルとした。
業績発表後の会見は前回同様ストリーミングで行われた。マリッサ・メイヤーCEOとケネス・ゴールドマンCFO(最高財務責任者)の2人に、新たに司会役としてYahoo! Financeのシニアコラムニスト、マイケル・サントーリ氏が加わった。
メイヤー氏は会見で、同社のモバイル戦略は順調で、例えば月間モバイルユーザー数が同社のユーザーベースの約半分に当たる4億人になったと語った。「成長したのはユーザー数だけではなく、売り上げも拡大している」と語った(具体的なモバイルからの売上高は不明)。
質疑応答でエンリケ・デカストロ氏の退任について質問されたメイヤー氏は「彼は同社に合わなかった。とても残念だ」と答えた。
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