ThinkPadシリーズの特徴
ラインアップ
- 1920×1200ドット表示対応の8.3型Windowsタブレット「ThinkPad 8」
- 2560×1440ドットディスプレイも選べる薄型軽量のプレミアムUltrabook「新しいThinkPad X1 Carbon」
- 360度回転ヒンジと特殊キーボードギミックを備えたビジネスマルチノート「ThinkPad Yoga」
ハードウェア
- ThinkPad 8に1920×1200ドット表示対応の高精細8.3型IPS液晶を採用
- ThinkPad 8にインテルのBayTrail-Tシステムを採用
- 即座にカメラ撮影できる工夫を取り入れたThinkPad 8専用カバー「クイックショットカバー」を用意
- ThinkPad X1 Carbonに、2560×1440ドット表示の高精細IPS液晶ディスプレイの選択肢を用意
- ThinkPad X1 Carbonに、可変タッチセンサー式の新キーボード「Adaptiveキーボード」を採用
- ThinkPad X1 Carbon、ThinkPad Yogaに、独自インタフェース拡張端子「OneLink」搭載
- ThinkPad Yogaに360度回転ヒンジ+新機構キーボード「Lift’n' Lockキーボード」を採用
- いずれのシリーズもタッチ対応、静電タッチパネルを搭載
- ThinkPad 8、ThinkPad Yogaはデジタイザーも搭載
ソフトウェア
- OSはWindows 8.1 Proを採用
- ThinkPad X1 Carbon、ThinkPad YogaはWindows 8.1ダウングレード権によるWindows 7インストール構成も選択可能
- オフィススイート(Microsoft Office)はカスタマイズオプションにより追加可能
ビジネスシーン向けのハイスペックタブレット、高解像度プレミアムUltrabook、マルチモードUltrabook
レノボ・ジャパンは1月28日、2014年度向けのビジネスPC/タブレット「ThinkPad」新シリーズ3種を発表。法人向けは2014年1月28日、個人向けは同1月29日より順次販売を開始する。
ThinkPadシリーズは、主にビジネスシーンへの導入を想定したシリーズとして展開。2014年は4月のWindows XPサポート終了や消費増税を控え、かつ例年の新年度用オフィス導入マシンとしての導入を見込み、タッチ、ペン、タブレット、薄型軽量長時間、マルチモードといった昨今の新しいビジネススタイルを取り入れ、何より「さらに業務効率を高めるため」の工夫を盛りこんだラインアップを用意した。
1920×1200液晶搭載のハイスペック8型Windows タブレット「ThinkPad 8」
ThinkPad 8は、2013年末にコストパフォーマンスのよさで人気の8型サイズ+Atom Z3000シリーズ+Windows 8.1を採用した小型タブレット。10.1型サイズの既存モデル「ThinkPad Tablet 2」より小型のモバイル性に優れるボディ、そして同等のシステムを採用するレノボ・ジャパンの個人向け8型Windowsタブレット「Miix 2 8」に対し、堅牢性、Proエディションの選択肢とセキュリティ性、そして高精細な1920×1200ドット表示対応の液晶ディスプレイを採用し、ThinkPadブランドとしてビジネスシーンに適する仕様に仕立てた。
主な仕様は、1920×1200ドット表示+10点マルチタッチ対応のタッチパネル搭載の8.3型タッチディスプレイ、クアッドコアのAtom Z3770、2Gバイトのメインメモリ(LPDDR3)、最大128Gバイトのストレージ、200万画素フロントカメラ/800万画素リアカメラなど。磁力で手軽に装着でき、独自のフリップ型開閉機構によりシステム復帰+800万画素リアカメラで即撮影できる工夫も設けた専用カバー「クイックショットカバー」や外部ディスプレイ出力対応アダプタなど、ビジネスシーンにニーズのある純正オプションも用意する。
価格は、Windows 8.1 Pro+64Gバイトストレージ仕様の「20BN002DJP」で5万9000円前後から。BTOにより、より容量の多い128Gバイトストレージ、あるいはWindows 8.1構成でより価格を抑えたカスタマイズも可能とする。
14型Ultrabookで世界最軽量、重量約1.34キロ/厚さ13.6ミリ/ハイパフォーマンスなプレミアムUltrabook「新しいThinkPad X1 Carbon」
新しいThinkPad X1 Carbonは、14型ワイドで2560×1440ドット表示の高精細液晶ディスプレイ、さらに1.34キロ/13.6ミリ/最大14時間のバッテリー動作を実現するハイクラスモバイルモデル。業務シーンにおける生産性向上を主目的に、スタンダードなクラムシェルノートPCスタイルを採用する。
主な仕様は、第4世代のCoreプロセッサー(Core i5からCore i7)をベースに、4G〜8Gバイトのメインメモリ(LPDDR3)、128G〜512GバイトのSSDなど。ディスプレイは14型ワイドで、2560×1440ドット/10点マルチタッチ対応のノングレア仕様を最上位に、ベースモデルでは1600×900ドット/ノングレアの選択肢も用意する。本体サイズは331(幅)×226.8(高さ)×13.6-18.16(厚さ)ミリ、重量は約1.34キロ。
第1世代のThinkPad X1 Carbonに対し、第2世代となった今回のモデルは、ファンクションキーをタッチセンサー型に変更し、ファンクションキーあるいは各種割り当て機能を起動ソフトウェアやディスプレイ開閉角度によって動的に切り替える新キーボード「Adaptiveキーボード」を採用。ThinkPadシリーズならではのポインティングデバイス「トラックポイント」とともに、Windows 8.1のジェスチャー操作も行いやすい大型のタッチパッドとトラックポイントボタンを融合した「5ボタンクリックパッド」も実装する。
またオフィス導入ニーズに沿い、標準の64ビット版Windows 8.1 Proに加え、Windows 7 Profesional(8.1 Proのダウングレード権を使用)プリインストール構成でもオーダーできる。
360度回転ヒンジで“ノート”にも“タブレット”にも──特殊キーボード「Lift'n' Lockキーボード」を新たに採用──「ThinkPad Yoga」
ThinkPad Yogaシリーズは、12.5型サイズのモバイル利用に向くボディに、ディスプレイがぐるりと360度回転する機構により、普段はノートPCで、時にタブレットやビュワースタイルに変形するマルチモードUltrabook。レノボ・ジャパンの個人向けモデル「Yoga」シリーズをベースに、ProエディションのOS選択肢、堅牢性やセキュリティ性、トラックポイント搭載、デジタイザーペンなどビジネスシーンに向けた機能や特徴を取り入れた。
主な仕様は、1920×1080ドット表示+タッチパネル+デジタイザー構成も選択できる12.5型ワイドの液晶ディスプレイ、第4世代のCoreプロセッサー(Core i3からCore i7)をベースに、4G〜8Gバイトのメインメモリ(LPDDR3)、500GバイトHDD/16GバイトSSDのIRST構成ストレージなど。本体サイズは316.6(幅)×221(高さ)×18.8(厚さ)ミリ、重量は約1.61キロ(デジタイザ非搭載モデルの場合)。
利用シーンに応じて本体を変形させて活用できる特徴とともに、個人向けYogaシリーズとは異なる独自のキーボードギミック「Lift'n' Lockキーボード」も採用する。ディスプレイを180度以上開くとキーが収納される機構を備え、タブレットモード/スタンドモード時にキーやトラックポイントの引っかかりを防ぐ。価格は、Core i5-4200U、4Gバイトメモリ、500GバイトHDD+16GバイトSSDのIRSTストレージ、Windows 8.1 Pro仕様の基本構成モデル「20CD00BNJP」で12万7000円前後から。
合わせて、「YOGA TABLET 8」3G内蔵SIMロックフリーモデル+プリペイドSIMセットも販売
合わせて、2013年11月に発売した「YOGA TABET 8」の3G内蔵/SIMロックフリーモデルも追加する。こちらはIJのプリペイド型SIMカードサービス「IIJmioプリペイドパック(500MB)」とのセットで販売するもの。販売はシネックスインフォテックが担う。
YOGA TABET 8の3GモデルとセットになるIIJmioプリペイドパックは、NTTドコモのネットワークにてデータ通信量500Mバイトまで速度制限なしにデータ通信を利用できるプリペイド型のSIMカードサービス。なお、YOGA TABET 8の3GモデルはSIMロックを施さない仕様とするため、通信方式が合えば別途他社のデータ通信サービス(低価格SIMカードサービスなど)や海外にて海外キャリアのSIMカードを入手して使用することもできる。価格はオープン、発売時実売価格は2万9800円(税込/税率は2014年1月時点)。2014年2月1日に発売する。
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