京セラは、米国防総省軍事規格に準拠した防水・防塵の高耐久性Androidスマートフォン「TORQUE」(トルク)を、3月下旬以降から国内市場に投入すると発表した。NTTドコモのLTEネットワーク(Xi)に対応。京セラブランドのスマートフォン「SKT01」としてダイワボウ情報システムを通じて販売する。建設業・物流業などビジネス現場での利用を想定している。
米国で昨年3月に発売したスマートフォン。30分間の降雨や浸水、6時間にわたる粉塵環境試験、マイナス21〜50度の温度での3時間の動作に耐えるなど、米国防総省軍事規格(MIL-STD-810G)に準拠した耐久性能を持っている。防水規格IPX5/7、防塵規格IP6Xに準拠した。
日本市場投入にあわせてAndroid 4.2に対応し、メインカメラを8Mピクセルに変更した。ディスプレイは4.0インチ(480×800ピクセル表示)のIPS液晶。CPUは1.2GHzデュアルコアのSnapdragon「MSM8960」、メモリはRAMが1.5Gバイト、ROMが8Gバイト。microSDHCメモリに対応する。
同社のセラミック技術を基に開発した「スマートソニックレシーバー」を搭載。ディスプレイ部を広範囲に振動させ、音と振動で声を伝える独自機能で、従来の端末にあった受話口がないため、騒がしい場所でも受話口を気にすることなく相手の声がクリアに聞き取れるという。
端末側面にハードキーを搭載。作業手袋をしたままでもハードキーを押して簡単に電話に出られる。ハードキーはよく使うアプリにも設定可能だ。2つのスピーカーを搭載し、100デシベル以上の大音量を実現した。
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