「創立メンバー的に売れないわけがない」——R1 Ultimateの評価
先週、新メーカー「CRYORIG」からサイドフロー型の巨大CPUクーラー「R1 ULTIMATE」が売り出された。価格は1万4000円弱。標準でメーカー3年保証がつくほか、ユーザー登録すると3年の延長保証がつき、合計6年間のサポートが受けられる。
CRYORIGは、ThermalrightとProlimatech、PhanteksでハイエンドCPUクーラーを手がけてきたメンバーが集まって2013年に創立した。今回登場したR1 ULTIMATEは同社プロダクト第1弾の上位モデルとなる。
R1 ULTIMATEは6ミリ径の銅製ヒートパイプ7本でCPUの熱を吸い上げ、ピッチの異なる2種類のフィンをあわせた2対のヒートシンクで放熱、フィンの間にある2基の14センチファンで効率的に熱を逃がす構造となっている。ファン込みのサイズは140(幅)×142.4(奥行き)×168.3(高さ)ミリで、重量は1282グラム。対応ソケットはLGA 2011/1366/115x/775とSocket AM2/AM3/FM1だ。
入荷したオリオスペックは「環境によりますが、空冷クーラーの中では最強になるんじゃないかと思います。コストパフォーマンスを考えると、4000〜5000円下のモデルで普通のハイエンドを選ぶ手もあると思いますが、頂点が欲しいという人も少なくないでしょう」と性能の高さを語る。
TSUKUMO eX.もコメントに熱がこもっていた。「性能もさることながら、デザインも美しいですし、創立のいきさつを知ればそれだけで買う価値があると思わせてくれます。デモで動かしてみると、普通に期待を裏切らないできでしたしね。1万4000円は相当高価だと思いますが、買う人は迷わずに買う。そういうモデルだと思います。私も買います」。
なお、初回ロット分は同社の14センチファン「XF-140」が1基オマケにつくので、標準で3連ファン構成が可能だ。
Copyright© 2014 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.