キヤノンは1月22日、ファミリーユースにむけたデジタルビデオカメラの新製品「iVIS HF R52」を1月下旬より販売開始すると発表した。同社直販サイト価格は5万2362円(税抜)。
誕生や卒入園、運動会といった子どもに関するイベントの撮影に適した機能や特徴を備えたビデオカメラ。誕生日を登録することで、撮影日の生後日数を表示してくれる「ベビーモード」は3人までの登録が可能となり、映像にオリジナルのメッセージなどをかきこめる「タッチデコレーション」は撮影後の書き込みも可能だ。
なお、ベビーモードでの撮影時には自動的に録画ボタンを押す3秒前から自動的に録画されるプレRECが有効となっているため、子どもの「初めての○○」を撮り逃す可能性が低くなっている。
レンズは光学32倍ズームと既存「HF R42」と同倍率だが、デジタルズーム「アドバンストズーム」では57倍(1853ミリ相当)までのズームが可能。またAVCHDとMP4の同時記録が行えるため、撮影したワンシーンをAVCHDはテレビ鑑賞とBDへのバックアップ、MP4はスマートフォンへ転送してSNSへアップするなど、記念の映像を幅広く活用できる。
本体にはダウンコンバート機能を搭載しており、AVCHDからMP4への変換、もしくは同フォーマットでのビットレート変更を行える。ただし、AVCHD/MP4いずれも最高ビットレート(AVCHD 28Mbps/MP4 35Mpbs)で録画されている場合にはコンバートを行えない。
搭載するWi-Fiによって動画/静止画のスマートフォン転送を行えるほか、遠隔地からスマートデバイスを使ってのリモート操作(ライブストリーミングおよびビデオカメラ本体への録画など)も行える。なお、遠隔地からの操作についてはUPnP対応ルーターとグローバルIPアドレスが必要となる。
別売オプションとしてスマートフォンからの操作でカメラをパンさせることができる、カメラパンテーブル「CT-V1」(直販サイト価格 9980円 税抜)が4月より販売される。既存iVISについてはファームウェアのアップデートでCT-V1に対応する。
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