ココが「○」 |
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・2560×1440ドットの13.3型IGZO液晶 |
・内蔵デバイスを選べる着脱式ベイ構造 |
・豊富な端子類、バッテリー交換可能 |
ココが「×」 |
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・13.3型モバイルPCでは比較的重い |
・パームレストがやや狭い |
・バッテリーカバーが少々貧弱 |
はじめに:Ultrabookが削ぎ落した仕様を諦めたくないユーザーへ
富士通の「FMV LIFEBOOK SH90/M」は、13.3型ワイド液晶ディスプレイを搭載する高機能なモバイルノートPCだ。
Haswellこと第4世代CoreのUシリーズ、13.3型ワイドで2560×1440ドット表示の高精細IGZO液晶と、最新トレンドを押さえつつ、近頃のモバイルノートPCでは省かれがちな光学ドライブや増設用バッテリー(別売)を収納できる着脱式ベイ構造「モバイルマルチベイ」も兼ね備えているのが大きな特徴だ。店頭モデルは2種類のカラーで展開されるが、今回はスパークリングブラックのモデルを入手した(もう1色はアーバンホワイト)。
本体サイズは約319(幅)×215(奥行き)×13.6〜19.8(高さ)ミリだが、これは突起部除いた寸法だ。実際は奥側のバッテリーが張り出しているため、最も厚い部分で27ミリほどある。最近の13.3型モバイルノートPCとしては厚みがあり、重量も軽くはない(最軽量構成のベイカバー装着時で約1.48キロ、光学ドライブ装着時で約1.59キロ)。
つまり、SH90/MはUltrabook級の薄さに固執せず、長時間のバッテリー駆動や着脱式ベイ構造による利便性を優先した設計にこだわっているのだ。標準バッテリーは77ワットアワーと容量に余裕があり、公称の駆動時間は約21.1時間と長い。さらに増設用バッテリー利用時は公称で約28.1時間と、より長時間駆動のニーズに応える。
インタフェースも豊富だ。USB 3.0を3基搭載し、SDXC対応のSDメモリーカードスロット、HDMI出力に加えて、有線LANやアナログRGB出力も装備している。最近のモバイルノートPCでは、USB 3.0は2基に限られ、有線LANやアナログRGB出力が省かれる傾向にあるが、こういった仕様に不満を感じていた方にはありがたい配慮だろう。
高精細なIGZO液晶に加えて、基本スペックもUltrabookで採用例の多いCore i5-4200U(1.6GHz/最大2.6GHz)、4GバイトのDDR3Lメモリ(PC3L-12800)、500GバイトのハイブリッドHDDと、最新の高性能かつ電力効率の高いパーツで構成しており、キーボードやタッチパッドの操作性もよく、使用感は快適といえる。
従来のモバイルノートPCからUltrabookが削ぎ落してきた部分を諦めず、いまだニーズがある機能は積極的に載せていくという、強い意志が感じられる新世代のオールインワンモバイルノートPCだ。
ボディと製品概要:Ultrabookのアーキテクチャをベースに多機能を詰め込む
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