NTTドコモは1月16日、2013年度内に予定していた「Tizen」OSを搭載するスマートフォンの導入を当面見送ることに決めたと発表した。「モバイル市場を取り巻く環境の変化に鑑み、当面見送ることにした」と説明している。
TizenはLinuxベースのオープンソースモバイルOS。昨年2月、Tizenの普及に取り組むTizen Associationが同年後半にドコモが搭載端末をリリースすると発表。加藤薫社長は「一生懸命開発している」などと述べていたが、ドコモは昨年9月にiPhone販売に参入しており、状況が変化していた。
ドコモは「引き続きTizen AssociationのメンバーとしてTizen OSの普及に向けて取り組んでいく」としている。
関連記事
- ドコモ、Tizenスマホの発表再延期 「“お荷物”抱えられない」事情
Tizenスマホの事業化が揺れている。ドコモは16日に予定していた発表を再び延期。OSの完成度の低さに加え、ドコモが今“お荷物”を抱えられない裏事情もあるようだ。 - ドコモ、「Tizen」スマホは「一生懸命開発している」
ドコモの加藤社長は「Tizen」搭載スマートフォンについて「一生懸命開発している」と述べた。 - 孫社長、Windows PhoneやTizenには「興味なし」
孫社長はWindows PhoneやTizenには「興味なし」と言い切った。 - 「Tizen」搭載10インチタブレット、日本のシステム会社が開発
LinuxベースのモバイルOS「Tizen」を搭載した10.1インチタブレットが開発された。
関連リンク
Copyright© 2014 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.