ココが「○」 |
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・Haswell世代のCPUを搭載 |
・グラフィックス性能を強化 |
・エッジ5ミリの超薄型ボディ |
ココが「×」 |
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・2.5インチHDD(5400rpm)を採用 |
・最大ストレージ容量は1Tバイトまで |
・2012年モデルに比べて価格が高い |
はじめに:Haswell世代に進化した定番オールインワンPC「21.5インチiMac」
アップルの「iMac」は、継ぎ目の見えないアルミの外装をまとう美しいボディラインが特徴の液晶一体型PCだ。ディスプレイのエッジ(最薄部)をわずか5ミリまで絞ったボディはいかにもアップルらしいデザインで、発売当時の販売ランキングを見ても分かるように、Mac/Windowsの区別なく、液晶一体型PCカテゴリの定番モデルとして人気を集めている。
2013年9月に発売された最新モデルは、前述のアルミボディや、フルラミネーション技術(ディスプレイとガラスの間の隙間をなくす加工法)、パネルの個体ごとにキャリブレーションを行うことで実現した薄く高品位なディスプレイなどを引き継ぎつつ、内部システムを刷新している。
具体的には、CPUが第3世代Core(Ivy Bridge)から第4世代Core(Haswell)に移行し、グラフィックス機能もHaswell内蔵グラフィックスまたは、モバイル向けの外付けGPUがGeForceの600番台から700番台に強化された。
ラインアップは従来同様、21.5型と27型の2ライン構成で、それぞれクロックの異なるクアッドコアのCore i5を搭載する。価格は13万8800円からと、円高の影響を受けた2012年モデルに比べてやや高価になった印象はあるものの、仕事も含めて幅広い用途に対応するアプリケーションをプリインストールしており、購入して電源ケーブルを1本つなげばすぐに使い始められるオールインワンPCとしての魅力は健在だ。
ここでは最も安価なエントリーモデル「ME086J/A」を取りあげる。ME086J/Aは外付けGPUを搭載しない代わりに、Haswell世代の内蔵グラフィックスで上位グレード(GT3e)にあたる「Iris Pro 5200」を利用する仕様で、どの程度のパフォーマンスを発揮できるのか気になるところだ。それではチェックしていこう。
ボディと製品概要:エッジわずか5ミリの超薄型アルミボディ
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