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片手で4K ソニーから4K対応機などハンディカム新製品

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 ソニーはデジタルビデオカメラ“ハンディカム”の新製品として4K記録可能な「FDR-AX100」ならびに、フルHD対応の「HDR-CX900」「HDR-PJ800」「HDR-PJ540」「HDR-CX535」「HDR-CX420」を1月24日より順次販売開始すると発表した。いずれも価格はオープン、各製品の特徴ならびに実売想定価格は以下の通り。

製品名特徴実売想定価格
FDR-AX100高画質モデル、4K記録対応、1型センサー22万円前後
HDR-CX900高画質モデル、1型センサー15万円前後
HDR-PJ800スタンダードモデル、動画有効画素数614万、空間光学手ブレ補正、プロジェクター11万円前後
HDR-PJ540エントリーモデル、空間光学手ブレ補正、プロジェクター8万円前後
HDR-CX535エントリーモデル、空間光学手ブレ補正7万円前後
HDR-CX420ベーシックモデル6万円前後

4K撮影可能な「FDR-AX100」

 片手で持てるサイズの小型ハンディカムとしては初めて、4K(3840×2160ピクセル)記録に対応。センサーには大型の1型 Exmor R CMOSセンサー(総画素2090万画素)を搭載しており、バリオ・ゾナーT*レンズと相まって高画質を実現した。

photo「FDR-AX100」

 記録フォーマットにはAVCHD(拡張子 .M2TS)のほかXAVC S(.MP4)も採用しており、4K記録時にはXAVC Sとなる。4K記録時のフレームレートは30P/24P、ビットレートは60Mbpsとなっており、同じく4K記録可能なハンディカムである「FDR-AX1」とは差別化が計られている(AX1はフレームレート60Pでの記録が可能なほか、ビットレートも最大150Mbpsとなっている)

 フルHD映像を再生/編集時に切り出す機能を備えており、テレビなど再生環境が4K対応していなくとも、4K撮影した映像の一部をズームしてフルHD映像として出力することが可能だ。

 1型センサーは従来機種「HDR-PJ790」(1/2.88型センサー搭載)比で約6倍の受光面積ほ持つことから高感度・低ノイズでの撮影を可能としており、組み合わせる画像処理エンジン「BIONZ X」は高い処理能力からデジタル特有の輪郭強調を抑え、高感度時でも低ノイズでの記録を行える。

 レンズは光学12倍(動画撮影時 35ミリ換算29〜348ミリ相当)の「ZEISS バリオ・ゾナーT*」で、7枚羽根の虹彩絞りによって美しいボケを表現する。NDフィルターも2枚を内蔵しており、明るい屋外でもシャッタースピードを上げずに滑らかな映像を撮影できる。ズームレバーはシーソー式を採用している。

1型センサーの高画質モデル「HDR-CX900」

 4Kモデル「FDR-AX100」と同じく1型センサーを搭載したフルHDモデル。レンズもAX100と同じく、光学12倍(動画撮影時 35ミリ換算29〜348ミリ相当)の「ZEISS バリオ・ゾナーT*」を搭載する。4Kでの記録には対応しないがXAVC Sでの記録が可能で、XAVC Sでの記録時には約50Mbpsという高ビットレートでの録画が可能となっている(AVCHD時は最高28Mbps)。

photo「HDR-CX900」

プロジェクター輝度アップ「HDR-PJ800」

 スタンダードモデルの「HDR-PJ800」は既存モデルに比べ、プロジェクター機能を中心に強化した。プロジェクターの輝度を既存モデルの20ルーメンから50ルーメンへと向上させ、明るい場所でも撮影した映像を投影して楽しめる。

 センサーは1/3.95型 Exmor Rで有効画素数は614万画素(動画撮影 16:9時)。レンズは光学12倍の“Gレンズ”で、レンズ群とCMOSセンサーを1ユニットとしてまとめて駆動することで高い補正能力を持つ手ブレ補正機構「空間光学手ブレ補正」も従来モデルに引き続き搭載する。

photo「HDR-PJ800」

空間光学手ブレ補正でブレない「HDR-PJ540」「HDR-CX535」

 「HDR-PJ540」「HDR-CX535」はいずれもスタンダードモデルに位置づけられる製品で、HDR-PJ540はプロジェクター(輝度は25ルーメン)を搭載する。いずれも30倍ズームレンズに空間光学手ブレ補正を備えており、撮影時の手ブレに強いのが特徴だ。PJ540はボルドーブラウンとホワイト、CX535はブラウン、ブラック、ホワイト、ピンクの4色を用意する。

photophoto「HDR-PJ540」(写真=左)、「HDR-CX535」(写真=右)

よりブレなくなったベーシック「HDR-CX420」

 シリーズベーシックモデルの「HDR-CX420」は空間光学手ブレ補正こそ搭載しないが、これまでの光学式手ブレ補正にブレの発生した前後のフレームを解析する処理を加えることでブレを抑えた映像を撮影できる「インテリジェントアクティブモード」を新搭載した。センサーは1/5.8型 Exmor R CMOSセンサー(動画記録時有効画素数229万画素)で、ベーシックモデルながらも5.1chマイクを搭載しており、迫力ある音声を記録できる。

photo「HDR-CX420」
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