ワイドQXGAの高解像度ディスプレイを備えたタブレット4機種
Samsung電子が今回発表したタブレットはいずれの製品にも“PRO”の名前が付与されている。全機種がワイドQXGA(2560×1600ピクセル)の高解像度ディスプレイを採用しており、「Magazine UX」など新しいユーザーインタフェースも搭載している。
新製品は「GALAXY Tab PRO 8.4」「GALAXY Tab PRO 10.1」「GALAXY Tab PRO 12.2」そして「GALAXY Note PRO 12.2」の4モデル。Note PROのみ本体に収納できる専用のスタイラスペン「Sペン」が付属。OSは最新のAndroid 4.4を搭載している。
12.2インチというノートPCクラス並みの大型ディスプレイを搭載するGALAXY Tab PRO 12.2とGALAXY Note PRO 12.2は、本体サイズが295.6(幅)×204(高さ)×8(厚さ)ミリとどちらも同じ。Tab PRO、Note PROいずれの製品も通信方式別に「Wi-Fi版」「3G版」「LTE版」の3タイプが提供される。重さはWi-Fi版と3G/LTE版で若干異なり、Tab PROが732グラム(Wi-Fi版)または740グラム(3G/LTE版)、Note PROが750グラム(Wi-Fi)または753グラム(3G/LTE)だ。プロセッサーもそれぞれLTE版がQualcommのSnapdragon 800(2.3GHz駆動)、Wi-Fi/3G版がSamsung Exynos 5420(1.9GHz駆動)と異なるものを搭載する。メモリはRAMが3Gバイト、ROMが32Gバイトまたは64Gバイトで、microSDスロットも搭載している。カメラはメインカメラが約800万画素、インカメラが約200万画素。バッテリー容量は9500mAhだ。
PROシリーズから搭載されるMagazine UXは、ニュースや音楽などのコンテンツやよく使うアプリのグループをタイル状に配置できるUIで、雑誌のような見た目が特徴である。コンテンツは自動更新され、ワンタッチでアプリを起動して全画面で読むことができる。またこれまでGALAXY Noteシリーズなどに搭載されいた2つのアプリを同時に表示できるマルチウィンドウ機能は、12.2インチ ワイドQXGAの大画面を生かし最大4つのアプリを同時に表示できるようになった。それぞれのウィンドウは上下または左右にサイズを変更することもできる。またNote PROは、Sペンのボタン部分を押したまま画面上にかざすとスクリーンキャプチャなどが取れる「AirCommand」にも対応している。
GALAXY Tab PRO 10.1は、同12.2のディスプレイサイズを10.1インチとしたモデル。こちらは「Wi-Fi版」と「LTE版」の2種類をラインアップしている。プロセッサーは12.2モデルと同じく通信方式別にSpandragon 800(2.3GHz駆動)かExynos 5420(1.9GHz駆動)を搭載、カメラも同じものを搭載する。メモリはRAMが2Gバイト、ストレージ容量(ROM)が16Gバイトまたは32Gバイト。こちらもmicroSDスロットを用意している。
本体のサイズは243(幅)×171.4(高さ)×7.3(厚さ)ミリ、重さは469グラムでLTE版は477グラムとなる。バッテリー容量は4800mAh。ディスプレイサイズの変更により画素密度は12.2モデルの247ppiから299ppiとより高密度になったが、物理的なサイズが小さくなったことからマルチウィンドウは従来通り2画面までとなる。
そして8.4インチディスプレイを採用するGALAXY Tab PRO 8.4は「Wi-Fi版」「3G版」「LTE版」のいずれもプロセッサーにSnapdragon 800(2.3GHz駆動)を搭載。メモリ容量やカメラのスペックは他モデルと同様だ。本体サイズは128.5(幅)×219(高さ)×7.2(厚さ)ミリ、重さは331グラム(Wi-Fi版)または336グラム(3G/LTE版)。このモデルのみ、ホームボタンがスマートフォンのように縦方向の下部に位置している。
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