米Googleは9月11日(現地時間)、米Intelの新世代CPU「Haswell(開発コード名)」こと「第4世代Coreプロセッサー」を搭載するChromebook(Chrome OS搭載ノートPC)を、東芝、米Hewlett-Packard(HP)、台湾Acerが、Chromebox(デスクトップPC)を台湾ASUSが、ホリデーシーズンまでに発売すると発表した。
東芝とASUSは初参入になる。これまでに、HPとAcerの他、韓国Samsung Electronics、中国LenovoがChromebookを発売している(ソニーも準備していると報じられたが、発売はしていない)。また、Googleもオリジナルのハイエンド端末「Pixel」を販売している。
Intelが6月に発表した省電力プロセッサHaswellを搭載することにより、バッテリー持続時間が従来の2倍以上になり、性能も向上するという。詳細な仕様や発売期日、価格はまだ公表されていないが、Googleは、Acerの「Acer Chromebook」は小型軽量、HPの「Chromebok14」は多数のカラーバリエーションが用意され、東芝の「Toshiba Chromebook」は性能の高さと可搬性を併せ持つものになると説明している。
Googleは最近、Chrome OSの操作性を一般のOSに近づける幾つかの新機能を発表している。例えば、2月にGoogleドライブ(ChromebookはアプリやコンテンツをすべてGoogleドライブに保存する)に追加された「アプリを追加」機能でChromeウェブストアのアプリがインストールしやすくなり、今月6日に発表された「Chromeアプリ」で、Webアプリをデスクトップアプリのように扱えるようになった。
米調査会社NPDによると、米国における300ドル以下のPC市場で、Chromebookは20〜25%のシェアを持つという。Googleは米国の教育機関向けプログラムを展開しており、5000以上の学校がChromebookを採用しているという。
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