NTTドコモはiPhoneの販売に踏み切る。9月10日(現地時間)、米Appleが開いた発表会で明らかにされた。iPhoneの取り扱いを見送ってきたドコモの参入で国内大手キャリア3社ともiPhoneを販売することになり、競争の激化は必至だ。
ソフトバンクモバイルは2008年にiPhoneを発売し、KDDIは2011年に参入。国内ではiPhoneが最も人気の高いスマートフォンになっており、iPhoneを販売していなかったNTTドコモは12年度にMNP(携帯番号ポータビリティ)で約140万件の転出超過に陥るなど、苦戦を強いられていた。今後はiPhoneで攻勢を強めるとみられ、ソフトバンクモバイル、KDDIも対抗策を迫られそうだ。
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