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第4回 ケータイ、スマホの2台持ちでどこまで節約できるか

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 LTEスマホ(※1)の料金節約法を考える本連載。第4回では、LTEスマホと通話専用ケータイを持つという「2台持ち」のメリットを検証します。7月4日にウィルコムが「LTE(SoftBank 4G)+PHSスマホ」を発表したので、まずはこのウィルコムのLTEスマホ向け料金プラン2つを、他社の料金プランと比較してみましょう。

※1 本記事で扱うLTEスマホは、ソフトバンクモバイル、ウィルコムのAndroidスマートフォン(4G/AXGP=TD-LTEと互換性あり)も含みます。

■ウィルコムLTEスマホの料金プランと他社LTEスマホの料金比較
項目会社(機種名)NTTドコモauソフトバンクモバイル(iPhone 5)イー・モバイル(STREAM X)ウィルコムウィルコム
契約プラン料金プラン名タイプXiにねんLTEプランホワイトプラン(i)LTE電話プラン(にねん)ウィルコムプランLiteウィルコムプランD+
インターネット接続名spモードLTE NETS!ベーシックパック(i)データ定額5ウィルコムプランLiteウィルコムプランD+
パケット定額サービス名Xiパケ・ホーダイ ライトLTEフラットパケットし放題フラット for 4G LTEデータ定額5+LTEスマホ割ウィルコムプランLiteウィルコムプランD+
料金内訳基本使用料780円980円980円980円980円980円
無料通話分なしなしなしなしなしなし
30秒あたりの通話料21円21円21円18.9円21円21円
無料通話の範囲なし1〜21時 au同士1〜21時 ソフトバンク同士24時間 イー・モバイル同士24時間 ウィルコム(PHS)同士24時間 ウィルコム(PHS)同士
インターネット接続料315円315円315円なし315円315円
パケット定額サービス4935円5985円5460円2900円2980円/1980円(6カ月)5985円/5460円(2年間)
通信量の制限3Gバイト7Gバイト7Gバイト5Gバイト1Gバイト7Gバイト

Photo1台のスマホの中にSoftBank 4GとPHSが入った2機種

 それぞれ新規契約時の代表的な料金プランやパケット定額サービスに契約することを想定しています。ソフトバンクモバイルとイー・モバイルは機種によって料金が変わるので、「iPhone 5」「STREAM X」との契約を想定しました。イー・モバイルのSTREAM Xの場合、バリュースタイルで購入(一括払いか24回払い)し、LTE電話プラン(にねん)+データ定額5との組み合わせでは「LTEスマホ割」が適用されますので、パケット定額料を980円引いています。またウィルコムの場合、料金プランの中にインターネット接続料やパケット定額が含まれているので、同じプラン名です。

 表を見ると、ウィルコムプランLiteのパケット定額の安さが際立っているのが分かります。しかも、キャンペーンのおかげで契約から6カ月間は月1980円になります。また、PHS回線が利用できるスマートフォンでは、後述する通話定額「だれとでも定額」に加入できます。

 デメリットは、以下の通りです。

  • 2013年9月時点のLTEスマホのラインアップが2台のみ。うち1台はPHSで通話ができない=「だれとでも定額」が使えないSTREAM。9月19日発売の「AQUOS PHONE es」はLTE(SoftBank 4G)に対応していません。ですからLTEスマホを安く使う、となると実質「DIGNO DUAL2」一択になります。
  • 3年の継続契約が条件
  • 1Gバイトというデータ通信量の制限
  • オプションのテザリングにかかる料金が月525円

 通信量が1Gバイトを超えると他のケータイ会社と同様、通信速度が128kbpsに制限され、高速通信に戻すには0.1Gバイト(100Mバイト)ごとに315円がかかります。

 ウィルコムプランD+は他社の料金プランと変わりませんが、通信料の制限が7Gバイトまでと余裕があり(超過後は2Gバイトごと2625円で高速通信に戻る)、テザリングも2年間は無料になります。ただ、こちらはスマホで映画を見たり、テザリングをどんどん使うようなユーザー向けのプラン。こうした使い方をしないなら「ウィルコムプランLite」でいいでしょう。今回の連載記事では、「ウィルコムプランLite」をウィルコムの主な料金プランとして紹介します。

ウィルコムの料金プランは長電話派にもオススメか?

 それではこの料金プランで「1台持ち」で通話をしてみましょう。まず1日連続60分、30日で1800分の長電話をする「もっとも料金がかかるパターン」の場合を考えてみます。すべて他社ケータイへの通話だと以下のような料金になります。

■30日で1800分(1日60分)電話した場合の通話料
項目会社(機種名)NTTドコモauソフトバンクモバイル(iPhone 5)イー・モバイル(STREAM X)ウィルコム(DIGNO DUAL2)
契約プラン料金プラン名タイプXiにねんLTEプランホワイトプラン(i)LTE電話プラン(にねん)ウィルコムプランLite
インターネット接続名spモードLTE NETS!ベーシックパック(i)データ定額5ウィルコムプランLite
パケット定額サービス名Xiパケ・ホーダイ ライトLTEフラットパケットし放題フラット for 4G LTEデータ定額5+LTEスマホ割ウィルコムプランLite
割引サービスなし通話ワイド24Wホワイト通話定額オプションだれとでも定額
料金内訳基本使用料780円980円980円980円980円
無料通話分なしなしなしなしなし
30秒あたりの通話料21円10.5円10.5円18.9円(10分超過後)21円(10分超過後)
インターネット接続料315円315円315円なし315円
パケット定額サービス4935円5985円5460円2900円2980円(1980円/6カ月)
割引サービス料金0円980円980円1400円980円
1日60分×30日の通話料7万5600円3万7800円3万7800円5万6700円6万3000円
合計料金30日後の合計料金8万1630円4万6060円4万5535円6万1980円6万8255円/6万7255円

 ドコモ以外はそれぞれ通話料が安くなる割引サービスに加入しています。イー・モバイルは1回10分、月300回まで他社とも無料で通話ができる「通話定額オプション」(月1400円)、ウィルコムの場合は1回10分、月500回まで他社とも無料で通話ができる「だれとでも定額」(月980円)に加入し、1日60分のうち10分は無料と計算しました。

 30秒あたりの通話料が下がらないので、この場合はウィルコムでもそれほど安くなりません。

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