米Google9月3日(現地時間)、次期Androidのコードネームを「KitKat」にすると発表した。バージョンは4.4になる。チョコレート菓子のKit Katを製造する食品大手のスイスNestleとの提携で実現した。英BBCによると、このコラボレーションでは契約金などの金銭的なやりとりはないという。
GoogleはAndroidのコートネームをアルファベット順のお菓子の名前(Cupcake→Donut→Eclair→Froyo→Gingerbread→Honeycomb→Ice Cream Sandwich→Jelly Bean)にしてきており、「Jelly Bean(Android 4.1〜4.3のコードネーム)」の次は「Key Lime Pie(キーライムパイ)」にするとみられていた。
Androidのマーケティングディレクター、マーク・バンレルベルグ氏は「KitKatはAndroidチームメンバーの大好物なので、これ以上ぴったりのコードネームは考えられなかった」と語った。GoogleからNestleにブランド名の使用を打診し、Nestleがこれを快諾した。
BBCによると、Google社内でも本社キャンパスにKitKat型のAndroidマスコットが登場するまで新コードネームは知られていなかったという。
Android Kitkatを紹介するページによると、Android 4.4での目標は、「誰もが使える楽しいAndroid体験を実現すること」となっている。
Nestleは新Androidの発表(いつかはまだ不明)に合わせ、Androidをあしらったパッケージの特別版Kit Katを5000万本以上、日本を含む19地域で販売する計画。
Chrome/Apps担当上級副社長のスンダル・ピチャイ氏は自身のGoogle+で「私たちが大好きなお菓子と同じくらいスイートな次期プラットフォームのリリースが待ちきれない」と語った。同氏はこの投稿で、世界でのAndroid端末のアクティベート数が10億台を超えたことも明らかにしている。
以下は、Nestleが公開した「KitKat 4.4」の動画。キットカットをモバイル製品のように紹介している。
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