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第5回 Surface Proで「艦これ」がはかどるぞ

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「Surface Pro」で「艦これ」をプレイ

photoCore i5-3317U搭載で、よくあるUltrabookと同等クラスのパフォーマンスが得られる「Surface Pro」。今回はその性能をゲームで発揮してもらう

 Windows 8 Proを搭載する「Surface Pro」は、Windowsストアアプリの数こそまだ少ないものの、x86/x64対応の一般的なWindows用ソフトウェアを使えるため、幅広い用途で利用できるところが強みだ。CPUの処理能力も高く、大抵のアプリケーションは難なく動く。

 特にゲームとなると、iPadやAndroidタブレット、Atom Z2760を搭載したほかのWindowsタブレットよりも有利な点は多い。例えば、最近話題になっているブラウザゲーム「艦隊これくしょん -艦これ-」(艦これ)もその1つだ。

 艦これをプレイするためにはAdobe Flash対応のWebブラウザが必要であり、FlashをサポートしないiOSや、Flash Playerの新バージョンがリリースされないAndroid(Android 4.1以降)は動作対象外となる(有料Webブラウザアプリ「Puffin Web Browser」を使うなどの“抜け道”はあるが)。

 その点、Windowsタブレットであればそういった心配はいらない。アプリをダウンロードしたり、さまざまな設定をすることなく、艦これをはじめとするFlash対応のブラウザゲームが遊べるのだ。こうしたゲームは基本的にタッチのみで操作できるため、タブレットとの相性がよい。外出時に艦これをプレイするならば、Surface Proは有力な候補となる。

photophotoAndroidタブレットなどで艦これのWebサイトにアクセスすると、推奨環境を満たしていないと表示されてプレイできない(写真=左)。Windowsタブレットならば簡単にプレイできるし、外出先でも気軽に操作できる(写真=右)

 ただ、Surface Proは914グラム(実測値)とWindowsタブレットとしてはかなり重いところは不利な点だ。電車などで持って使うなら、Windows搭載タブレットであっても8.1型の「ICONIA W3-810」(約500グラム)やWindows RT搭載タブレット「Surface RT」(684グラム)の方が使い勝手はいい。

 ただ、第3世代Coreプロセッサー・ファミリーのCPUを内蔵し、十分なメモリ容量がある分、Surface ProはFlashがサクサクと動くところはメリットだ。Atom搭載機やSurface RTでもゲームはプレイできるが、挙動が遅かったり、タイトル画面からゲーム開始までに30秒以上待たされることがある。

紹介したWindowsタブレットの主な仕様とゲームの起動時間
機種Surface ProSurface RTIconia W3-810
CPUCore i5-3317U (1.7GHz/最大2.6GHz)NVIDIA Tegra 3 (シングルコア1.4GHz/クアッドコア1.3GHz)Atom Z2760(1.8GHz)
メモリ4Gバイト(DDR3)2Gバイト(DDR3)2Gバイト(LPDDR2)
ストレージ128G/256GバイトSSD32G/64GバイトSSD64GバイトSSD
画面サイズ10.6型ワイド8.1型ワイド
アスペクト比16:916:10
解像度1920×1080ドット1366×768ドット1280×800ドット
液晶パネルIPSパネルTNパネル
重量914グラム684グラム497グラム
価格9万9800円(128Gバイトモデル)3万9800円(32Gバイトモデル)6万円前後
起動時間(タイトル画面からゲームスタートまでの時間)約5秒約30秒約40秒

 艦これのゲーム画面は800×480ドットで固定されているため、Surface Proの場合、スケーリングを100%にしていると(初期設定は150%)画面が小さくなってしまうので注意が必要だ。スケーリングを調整したり、タップで画面を拡大させるとゲーム内のアイコン画像などが荒く見えるが、文字については解像度の高さがそのまま反映されるため、他のタブレットよりもきれいだった。

photophotoAtom搭載機などスペックが低いタブレットだと、Flashの読み出しが遅いためか、タイトル画面で警告画面が出る(写真=左)。ICONIA W3-810でプレイした場合の画面。画面のサイズは800×480ドットと決まっているため、画面解像度が上がると、ゲーム画面が相対的に小さくなっていく(写真=右)

 Surface RTおよび、Atom搭載機のICONIA W3-810と比較したときのメリットとデメリットを以下にまとめたので、参考にしてほしい。ひざに乗せるときやテーブルでKickstandを使える状況であれば、Surface Proが最も快適にプレイできる。

「艦これ」プレイ時のメリットとデメリット
機種Surface ProSurface RTIconia W3-810
メリットFlashが滑らかに動く端末の発熱がほぼない小型軽量ボディで持ち運びやすい
画面が大きくボタンを押しやすい片手で持ちながらのプレイも可能
デメリット重い。端末を片手で持ちながらのプレイは厳しいFlashの動作がやや重く、起動に時間がかかるFlashの動作が重い、起動に時間がかかる
長時間プレイすると、背面が熱くなる画面が小さく、ボタンが押しづらい
TNパネルを採用しているためか、画質がやや劣る
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