米Googleは8月20日(現地時間)、Webブラウザ安定版の最新バージョンとなる「Chrome 29」(バージョン29.0.1547.57)をWindows、Mac、Linux向けに公開した。インストール後、ブラウザの再起動が必要。Android版Chromeも向こう数日中にアップデートされる見込みだ。
デスクトップ版では、Googleアカウントでログインしている場合、オムニボックス(URLや検索語を入力する枠のこと)で表示される検索候補に、ユーザーが最近訪問したWebサイトの情報が反映されるようになった。
また、テーマ、ブックマーク、Chromeアプリはそのまま、インストールした拡張機能とキャッシュの状態をリセットするための「ブラウザの設定をリセットする」ボタンが[設定]→[詳細設定]に追加された。
Android版は、WebRTCに対応する(デスクトップ版は既にサポート済み)。これにより、プラグインなしでChrome内でのビデオチャットが可能になる。
セキュリティ関連では、計25件の脆弱性に対処した。Googleの4段階評価で上から2番目に高い「High」が5件だった(今回のリリースノートでは6件のみ紹介している)。今回のアップデートでGoogleは少なくとも6174ドルの賞金を外部報告者に提供した。
関連記事
- Google、脆弱性情報に支払う賞金を一挙に増額
- 「Google Chrome 28」の安定版リリース Blink採用と「リッチ通知」機能(Windowsのみ)
- Google ChromeとFirefox間でのビデオチャットが可能に
GoogleとMozillaが、それぞれのWebブラウザをWebRTCに対応させ、両ブラウザ(のβ版)間でのビデオチャットを可能にした。 - 「Google Chrome 21」の安定版リリース Webカメラやマイクの利用が可能に
関連リンク
Copyright© 2013 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.