ドコモ夏のツートップとして、華々しく登場したSamsung電子製の「GALAXY S4 SC-04E」。同じツートップの「Xperia A SO-04E」に販売台数で水をあけられていることもあり、店頭ではさまざまなキャンペーンを展開している。約5インチのフルHD Super AMOLED(有機EL)ディスプレイの搭載を筆頭に、フラッグシップモデルとしては申し分のない性能を誇る一方で、お買い得感も高くまさに今が狙い目のモデルと言えるだろう。
さて、筆者がGALAXY S4の大きく美しいディスプレイと純正アクセサリーのS Viewカバーに引かれて、ケータイからの乗り換えを決意したのは第1回で紹介した通りだ。早くロードテスト的な内容に入りたいところだが、今回はその購入からわずか1週間で起こった悲劇、早い話が、GALAXY S4を落として割ってしまったアクシデントとその後の顛末について紹介したい。
それはとある駅のホームでのこと。パンツのポケットからGALAXY S4を取り出す際、うっかり手をすべらせてしまった。ほんの一瞬の出来事だった。
そのとき、GALAXY S4にはS Viewカバーを装着していたが、S Viewカバーは本体の背面カバーを外して取り付ける仕様で、薄さ8ミリとスリムなGALAXY S4の外観を損なわないよう、とことん薄く作られている。さらにフリップタイプで簡単にめくれてしまう構造のため、落下時の衝撃吸収には、ほとんど役に立たなかった。
ちなみにGALAXY S4のディスプレイには、強化ガラスとして有名な「Corning Gorilla Glass」の最新版、「Corning Gorilla Glass 3」が採用されている。筆者も今年の2013 International CESで同製品のデモンストレーションを見たが、鉄球をぶつけたり万力で圧力をかけても、割れることはもちろん、傷ひとつついてなかった。今回は横からの衝撃で、打ち所が悪かったのかもしれない。
なお、幸いにも筆者は、GALAXY S4購入時にドコモが提供する「あんしんパック」に加入していた。あんしんパックは、「ケータイ補償 お届けサービス」「スマートフォンあんしん遠隔サポート」「あんしんネットセキュリティ」の3つのサービスがセットになったもの。月額630円は安い金額ではないが、スマホの操作やセキュリティに不安のある人は、これひとつで故障時の保障から操作方法のサポート、ウイルスや不正アクセス対策までカバーできる。
中でも重要なのが、「ケータイ補償 お届けサービス」。通常は保障の対象外となる水濡れや紛失、今回のように自分の不注意で壊してしまった場合も、一部費用を負担することで新しい端末に交換できる。交換は年に2回まで可能で、1回目は5250円、2回目は8400円の負担金が必要だ。過去に1年以上交換をしていなかった場合は、ここからさらに500円が割引になる。筆者も500円引きが適用され、GALAXY S4を4725円で新品に交換することができた。
GALAXY S4を落としたあと、早速専用窓口に電話して故障の経緯や端末の状況を説明した。すると、すぐに手続きして2日で新品を届けてくれるという。筆者のGALAXY S4は、ディスプレイが割れているだけでどうにか電話を受けられるが、もし電話が使えないほど壊れた場合は、なおさらこの迅速な対応はありがたい。あとは届くのを待つばかりだが、その前にやっておかなければならないことがある。
関連記事
- 第1回 GALAXY S4購入の決め手は“サイズ感”と“S Viewカバー”
ドコモのツートップしていち早く発売された「GALAXY S4」。5インチフルHDという大画面ながら片手に収まるサイズ感に加え、ケータイのサブディスプレイ感覚で使える「S Viewカバー」の存在がポイントだ。 - 「GALAXY S4 SC-04E」で“こんなこと”できるの?:第1回 新機能「デュアル・カメラ」は電車撮りに最高だ
GALAXY S4は、旗艦モデルに相応しい高性能以上に多彩な新機能が特徴だ。今回は新しいカメラ機能でも注目度の高いデュアル・カメラをチェックしてみた。 - バラして見ずにはいられない:韓国向け8コアプロセッサー搭載「GALAXY S4」でマルチコアの“悩み”を分解して知る
Samsung電子のフラッグシップモデル「GALAXY S4」は全世界で出荷しているが、韓国向けモデルでは「8コア」プロセッサーを搭載する。その内部にハイエンドモデルの悩みを見る。 - まずは、“外回り”をチェックすっか!:写真で確認する「GALAXY S4 SC-04E」(その1)
日本でも出荷が始まったGALAXY S4。注目ポイントは多々あるが、まずは、薄い! 軽い! を実現したボディを中心に紹介しよう。 - 大注目のグローバルモデルが日本にも来た!──ドコモ、GALAXY S4を日本市場投入
ドコモは、Samsungの「GALAXY S4 SC-04E」を発表した。従来モデルから薄く軽くしたほか、新方式有機EL、新世代Snapdragon、大幅に強化したカメラ機能を導入する。
Copyright© 2013 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.